あなたの地元にも光るものが?地方銀行のカードローンもチェック!
カードローンと言えば「アイフル」や「アコム」といった消費者金融であったり、三菱UFJ銀行の「バンクイック」のような都市銀行が出しているもの…と思っていませんか?
確かに有名所で多いのはそのようなCMも打ち出している規模の大きなところのカードローンではあるのですが、実は各地方を中心として営業している「地方銀行」にもカードローンはあるんです。
しかも、大きなところに比べて個性的であったり、お得だったりすることも!
今まで有名なところのカードローンばかりチェックしていたのであれば、もしかしたら損をしているかもしれません。
今回は、より個性的な部分が多い「地方銀行」のカードローンについてご紹介していきます!
あなたの町にも必ずある!「地方銀行」って?
まずは「地方銀行」についてご説明しましょう。
世の中にはたくさんの銀行がありますが、簡単な見分け方をあげるのであれば「銀行の名前に土地の名前がついているかどうか」です。
例えば「横浜銀行」や「京都銀行」といった具合ですね。
中には「トマト銀行」のような、一見「どこの地方銀行なの!?」と思えるようなところもありますが…(ちなみにトマト銀行は岡山の地方銀行です)。
地方銀行の特徴は「より地域に密着している」こと
地方銀行の特徴といえる、都市銀行と決定的に違うところは「地域密着度の高さ」と言えるでしょう。
東京や大阪にも支店こそあるものの、本店はその土地にあります。例えば京都銀行であれば、大阪や東京にも支店はありますが、本店は京都の中心地にあるようなものですね。
また、隣接する他県などに少し支店があることも多いですが、基本は地元の人を対象に営業しています。
みずほ銀行や住友銀行は東京に本店があり、対象となる顧客は全国ですから、規模そのものが違う…といってもいいかもしれませんね。
しかしその分地方銀行は地元密着!地域密着!というスタイルでやっていますので、地元の人から愛されていることが多いのも特徴だと言えるでしょう。
地方銀行にもカードローンは色々ある!
そんな地方銀行ですが、カードローンを提供しているところはとても多いです。
しかも1種類ではなく数種類提供していることのほうが多く、中には豊富な商品の中から好きなものを選んで申し込まなければならない…なんてこともあるかもしれません。
地方銀行のカードローンを利用するメリット及びデメリットはこれから詳しく説明しますが、みずほ銀行などの大きな銀行のカードローンに比べると利用限度額が低めに設定されているかな?という印象を受けます。
もちろん商品によって違いますので1,000万円くらいまで借りられる商品もあるでしょうが、大体100万円~300万円までかな、といったところです。
そこまでたくさん借りるという方もそういないと思いますので、「お金を借りたいけれど限度額が低すぎて申し込むのがためらわれる…」ということは少ないかと思います。
地方銀行のカードローンを利用するメリット
カードローンを選ぶ際に、まず考えるべきは「自分が受けられるメリット」です。
地方銀行のカードローンを利用することで受けられるメリットは、「アイフル」や「プロミス」といった大手消費者金融であったり、「みずほ銀行カードローン」「バンクイック」といった都市銀行のカードローン、はたまた「楽天銀行」などのネット銀行のカードローンと比較する必要があります。
このそうそうたるラインナップですと「地方銀行のカードローンはかなわない部分が多いのではないか」と思われる方も多いかと思いますが、いやいやそんなことはありません。
地方銀行のカードローンは、それだけ大きな魅力を秘めているんです!
金利が都市銀行のものより低いことがある
カードローンであなたが気になるところはなんですか?という質問をした場合、勝手な予想ですが半数以上は「金利」と答えるのではないかと思います。
それくらい、カードローンにおいて金利が高いか・低いかというのは重要な項目だと言えるでしょう。
そして、金利は一般的に「消費者金融>銀行」という認識となっていますが、その中でも地方銀行のカードローンは、都市銀行のそれよりも金利が低いことも結構多いんです!
何度か名前を出しています「京都銀行」のカードローン「京銀カードローンW(ワイド)」の金利と「みずほ銀行カードローン」の金利を表にて比較してみましょう。
利用限度額 | 京都銀行の金利 | みずほ銀行の金利 |
---|---|---|
30万円 | 11.975% | 14.0% |
50万円 | 8.975% | 14.0% |
100万円 | 5.975% | 12.0% |
300万円 | 4.975% | 7.0% |
500万円 | 3.975% | 5.0% |
流石に利用限度額が高くなっていくとその差は縮まるものの、利用限度額が低い時の差がかなりのものになっています。
そこまで沢山お金を借りる方というのは少数でしょうから、限度額が低い時に金利が低いほうがお得感が強いですよね。
こちらはあくまで一例ですが、このように意外にも…といったら失礼ではあるものの、掘り出し物のようなカードローン商品があることも実は珍しくないんです。
金利優遇を受けやすいケースが多い
また、商品あるいは銀行によっては「金利優遇」を受けられることもあります。
金利優遇とは、特定の条件を満たした際に金利の引き下げ(優遇)が行われるというシステムで、必ずしも全てのカードローンで取り入れられている…というわけではありません。
都市銀行では「みずほ銀行」が金利優遇を導入していますが、その条件は「カードローン契約時にみずほ銀行で住宅ローンを利用していること」と、簡単にクリアできるものではないですよね。
しかし地方銀行のひとつ「きらぼし銀行」のカードローン商品「パーソナルカードローン」であれば基本の金利が「9.8%」という超低金利なのに加えて、
- 公共料金のうち3種類以上の自動支払いをきらぼし銀行で行っている
- 給料または年金の自動受取口座をきらぼし銀行のものにしている
- きらぼし銀行で積立預金あるは財形預金を行っている
- きらぼし銀行のクレジットカードを保有している
という4つの条件それぞれ1つにつき「0.5%」の金利優遇が行われ、最大で2%もの優遇…つまり「7.8%」で借りることができるんです!
すべての地方銀行でこのような金利優遇が行われているわけではありませんが、もしかしたらあなたが住んでいる土地の地方銀行は金利優遇システムを導入しているかもしれませんので、一度チェックしてみることをオススメします。
利用が長い場合、審査に通りやすくなることも?
必ずそうだといえるわけではありませんが、長く口座を保有して給与支払い口座に指定しているなど、いわゆる「お得意様」であれば、カードローンに申し込んだ際に審査に通りやすくなるかも…?というメリットがあります。
とはいえ絶対優遇されるわけでもないのでおまじないのようなものではありますが、ある程度の額を預金しているなど財政状況が多少なりともわかるため「安定して収入があることの裏付け」を証明できるなどは考えられますね。
地方銀行のカードローンを利用するデメリット
地方銀行のカードローンは金利が低い!というのがメリットの中心だと言っても過言ではないでしょう。
しかし、それならもっと有名になってもいいのでは?とも思えますよね。
地方銀行のカードローンがそれほど大々的に取り上げられることがないのは、やはり地域が限定されていることなどの「デメリット」もある程度あるから…といえるでしょう。
あくまで「大手消費者金融と比べて」「都市銀行と比べて」といったものではありますが、メリットだけでなくデメリットについてもしっかりと知っておくことが必要です。
基本はその地方に住んでいる人しか申し込めない
地方銀行はその地域に密着している金融機関です。
そのため、これまた例に出しますが京都銀行のカードローンを利用したいと思っても、基本的には「京都に住んでいる人、あるいは勤務先が京都にある人」しか利用することが出来ません。
中には「インターネット支店」があり、全国から申し込みを受付けているところもありますが、数としては多くないためホームページなどで確認してみるといいでしょう。
利用条件が厳しいこともある
地方銀行のカードローンは、利用条件が大手消費者金融などに比べると厳しいことがあります。
大手消費者金融や都市銀行の場合、利用条件として挙げられるのが
- 年齢(満20歳以上~銀行であれば満65歳、消費者金融であれば満70歳くらいまで)
- 安定した収入
くらいで、アルバイトやパートの方でも申し込むことが可能です。
もちろん同程度の条件で申し込むことが可能な商品も多いですが、中には
- 一定の年収が必要
- 一定の勤続年数が必要
などがプラスされることもあります。
年収につきましては、100万円以内であれば限度額30万円までしか借りられない…というように、年収に合わせて利用限度額が制限されるシステムを採用していることもあります。
契約のために店頭に行かなければならないケースが多い
一番のデメリットではないか、と思うのがこちらです。
最近ではカードローンは申し込みから契約まで全てインターネット上で完結して行うことは珍しくなく、「気軽に利用ができる」ことをウリにしているところも多いです。
地方銀行のカードローンにもその波は来ており、例えば北海道銀行のカードローン「ラピッド」は申し込みから契約まで全てインターネット上で可能な「WEB完結」スタイルの商品となっています。
他にもインターネット上で契約までできる商品は色々とありますが、まだ「申し込みはインターネットで、だけど契約は店頭で」という、ちょっと古いスタイルのカードローンも地方銀行の場合は少なくありません。
営業時間内に窓口に行けるのであれば問題ありませんが、なかなか仕事が忙しくて行けないという方も多いでしょう。
そのため、申し込む前に「契約方法はどうなっているのか」をきちんとチェックしてから申し込むかどうかを判断することをおすすめします。
即日融資を受けることは出来ない・審査に時間がかかることも
その理由は、これまでの審査に加えて警察のデータベースに申込者情報を照合し、反社会的勢力にかかわっていないかをチェックするためです。
データ照合に1日はかかってしまうことから、その日のために審査が終えられない…ということで、即日融資が出来なくなったんですね。
地方銀行の場合、それに加えてもともと即日審査を名言していない商品も多いです。そのため、審査が完了するまで1週間程度時間がかかってしまう可能性もありますね。
ですので、「今お金がすぐに必要!」という場合は銀行カードローンは選択肢に入れづらい…というデメリットがあります。
万能ではない部分もあるが、選択肢としては多いにアリ!
地方銀行のカードローンは、大手消費者金融のカードローンや、全国ネットの銀行のカードローンに比べると万能ではありません。
とはいえ、それら2つのカードローンも完璧・万能というわけではありませんし、地方銀行のカードローンは個性にあふれている商品も多いため、決して劣っているというわけでもありません。
特に金利面ではかなり低いものもあり、金利優遇と合わせると比較にならないほどの低金利で利用できる商品さえあります。
利用条件が細かく定められていたり、インターネット上で全て完結出来ないことがあるなどのデメリットがあることも事実ですが、それを覆すほどのメリットがあることも事実です。
今まで特に気にしていなかった方も、これを機会にご自身が住んでいる地域の銀行カードローンを一度チェックしてみてはいかがでしょうか?