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学生なら知っておいて損なし?「学生ローン」とは

学生でも、お金が必要!…だけど、自分はカードローンが利用できるかちょっと不安…。

そんな学生の強い味方と言えるのが「学生ローン」です。

もうその名前から、かなりこちらの味方になってくれそうな雰囲気がありますが、学生ローンをカードローンと同じ…と思っていると、その違いに戸惑うこともあります。

そこで今回の記事では、学生ローンはそもそもどんなものなのか?というところから、学生以外でも利用できるの?といった疑問への回答までを網羅!

これを読めば学生ローンに詳しくなること間違いなしかも!?

学生ローンって何?他のローンとどう違う?

そもそも学生ローンっていうのはどういうもの?他のローン商品と比較してどう違うの?というところからはじめましょう。

学生ローンとは、その名前にふさわしい「学生さん向け」のローンです。

他のローンが基本的に社会人向けであるのに対して、社会人の利用は考慮されず、ターゲット層を絞った形の消費者金融と言えますね。

学生証があれば借りられることもあった!

今では難しくなっていますが、昔は学生証があればお金を借りることが出来た…なんて時代もあったようです。

なぜ学生ならばそれだけお金を簡単に借りられるのか?といいますと、やはり「親」の存在です。

学生向けのクレジットカードも、社会人になってからより簡単につくれると言われています。それは支払いを親が担ってくれるという信用があるからなんですね。

現在も利用するために学生証は必須

とはいえ、現在でも学生ローンを利用するためには学生証は必須です。

身分証明書として運転免許証や保険証を提出する…というのは他のローンでも同様ですが、学生ローンは学生であることを証明しなければなりません。

そのため、学生証の提出は必須で、紛失などで手元にない場合は利用が難しい…ということも珍しくありません。

カードローンにはない、学生ローンを利用するメリットとは?

次に、カードローンや他のローンにはない、学生ローンを利用する上でのメリットについてご紹介していきます。

全体的に、やはり学生さんが使いやすいように気を配られているイメージですね。

18歳以上で利用できるところがある

カードローンやローンや、基本的に成人、つまり20歳以上でないと利用することが出来ないのがほとんどです。

学生ローンでも20歳以上でないと利用できないこともあるのですが、中には18歳(高卒)以上であれば利用できるところもあります。

高校を卒業し、大学進学のために一人暮らしを始めたけれどお金が足りない…そんなタイミングでもお金を借りることが出来るのは学生向けのローンならでは!と言えるのではないでしょうか。

学生ローンによっては、18歳以上OKでも予備校生は不可、としているところもあります。

専門学校・大学・大学院など「学生」であれば問題ありません。

在籍確認がないところが多い

カードローンなどでは必ずある!と言っても過言ではないのが「在籍確認」です。

在籍確認とは、「ここで働いています」と申告した場所で本当に働いているのかを確認するためのもので、個人名で職場に電話をかけて本人(申込者)を呼び出す、というやり方です。

本人がその日はバイトがお休みであっても働いていることがわかれば問題ありません。

…が、携帯電話がこれだけ普及している時代、一般的にはバイト先に自分宛てに電話がかかってくるなんてことはそうそうありませんよね。

学生ローンであれば、学生証という身分の証明が出来ているからか、在籍確認ナシで済ませるところが多いです。

なので「お金を借りたいけど在籍確認されたくない」という方でも安心して利用することが出来ますよ。

一般ローンに比べて審査に通りやすい可能性がある

学生ローンは学生向け、とターゲット層が絞られています。

学生で社会人と同じようにバリバリ稼ぐような人はそうそういません。学業の合間にバイトをしている…という方が大半でしょう。

もちろんアルバイトをしていれば一般のカードローンも十分に利用できる可能性はあるのですが、学生ローンの場合はその背景も考慮して、融資をするかどうかを判断してくれます。

そのため、一般のローン商品の審査に落ちてしまっても、学生ローンであれば審査に通る可能性はあると言えるでしょう。

早めの融資に対応してくれるところも多い

いくらお金が必要であっても、借りられるのが1ヶ月後…という場合、その問題は既に解決してしまっていたり、意味がない場合があります。

最近の学生ローンは融資のスピードが早く、店舗による、という前提ではあるものの、早くて即日~翌日には融資を受けることが可能なところが多くなっています。

「一週間後に支払いをしないといけないけどちょうど金欠!」といった時でも安心してお金を借りられるのは、大きなメリットだと言えるのではないでしょうか。

他のローンなどと比較して、学生ローンを利用する際のデメリットは?

メリットに続いては、学生ローンを利用する際のデメリットについても考えてみましょう。

デメリットはない!と言えれば一番なのですが、なかなかそうはいきません。

もちろん、メリットについてもそうですが、デメリットについても「自分にとってはそれはデメリット(メリット)ではない」と思える部分もあるでしょう。

そのあたりは自分でうまく調整するといいますか、比較の材料として使っていただければと思います。

利用地域が限られていることがある

基本、大手のローンやカードローンは全国どこからでも利用することが可能となっています。

しかし学生ローンは全国ネットで展開しているような大手と違い、大学の近くにお店を構えてやっている、規模としては小さなところが多いです。

そのため、いくら利用したい!と思っていても、住んでいるところから大きく離れている場合、利用できないことがあります。

お店によっては必ず店頭に行く必要あり

最近では「来店不要」で利用できるカードローンなどは珍しくありませんが、学生ローンの場合は申し込み自体はインターネットで受け付けていても、契約の際は店頭で、というお店もあります。

もちろん来店不要で契約まで行えるところもありますので、「店頭に行くのはちょっと…」という方は、来店不要で利用できる学生ローンを探し、利用することをおすすめします。

カードローンのように枠内での借り入れ・返済ではない

学生ローンとよく比較されるカードローンですが、カードローンは審査によって決定された利用限度額の枠内であれば、好きな金額を借り、返済しまた借り入れる…といった使い方が可能です。

対して学生ローンの場合、必要な分のお金を最初に借りたら、あとは返済するのみ…という流れとなっており、カードローンよりもフリーローンに近いかたちの借り入れ方法となっています。

学生ローンでも追加融資を受けることは条件を満たせば可能なところが多いですが、最初に必要な金額を借り、あとは返済をするのみ、という流れは変わりません。

利便性はカードローンに劣る

大手カードローンの場合、キャッシュカードのようなカード(ローンカード)が発行され、提携先のATMからお金を借りたり、返済することが出来ます。

しかし学生ローンの場合はそのようなシステムはないため、銀行口座に振り込んでもらうか、直接お店で現金を借りるか、という手段しかありません。

返済も同様で、振込で返済するか、あるいは店頭で直接返済するかの方法しかないことが多いです。

そもそも学生ローンはカードローンと借り入れの形態が違うため、一概にデメリットとは言えない部分ではあるのですが、カードローンのように「コンビニでいつでも借りられる」ということはないので注意しておきたいですね。

【関連記事】

カードローンで使われる返済方法は?それぞれのメリット・デメリット

借りられるのも最大で50万円程度

こちらもカードローンやフリーローンとの比較になりますが、100万円以上借りることが出来る商品が多い中、学生ローンは高くても50万円くらいまでしか借りることが出来ません。

とはいえ、学生ローンは貸金業者という業態のひとつですから、総量規制の対象となります。

総量規制とは、お金を借りすぎないように作られているもので、年収の3分の1までしかお金を借りられない、というもの。

ですので、カードローンであろうが学生ローンであろうが、かなりの額をアルバイトなどで稼いでいない限り、50万円もお金を借りることが出来ないでしょう。

なのでそんなに影響はないかとは思うのですが、長く使いたいという方からすれば少々物足りない、と感じるところもあるかもしれませんね。

決して金利は低くない

学生向けなのだから金利が低い…とイメージされている方もいるかもしれませんが、残念ながらそうとは限りません。

いくつかピックアップした学生ローンの金利と限度額を一覧にまとめてみました。参考までに、大手消費者金融の「アコム」も加えています。

名称 金利 限度額
アイシーローン 10.0%~20.0% 1万円~50万円
フレンド田(DEN) 15.0%~17.0% 1万円~50万円
カレッヂ 17.0% 1万円~50万円
マルイ 15.0%~17.0% 1万円~50万円
友林堂 12.0%~16.8% 1万円~30万円
(特定の使いみちであれば50万円まで可)
アコム(参考) 3.0%~18.0% 1万円~800万円

大体消費者金融と同じくらいの金利であることがおわかりいただけるかと思います。

銀行のカードローンはだいたい15.0%程度の金利であることが多いので、中では金利は「高め」と言えるでしょう。

学生ローンに関する疑問!社会人でも使える?

学生ローンについてのざっとしたメリット・デメリットはおわかりいただけたのではないでしょうか。

しかし「この部分はどうなっているんだろう」「自分のケースでも利用は出来るのかな?」など疑問があるまま…という方もいると思います。

その全てを解決出来るわけではありませんが、学生ローンを利用する上で浮かびやすい疑問点について、Q&A形式でお答えしたいと思います。

返済は社会人になるまでにするべき?

返済は社会人になる前、つまり学生時代のうちに終わらせなければならない、ということはありません。

多くの学生ローンでは返済期間を「5年(最大60回)」と設定していますので、この期間内に完済できれば問題ないということです。

学生の間は返済額を少なめにしておき、就職したら多めに返済するような返済計画をたてることも可能です。

社会人でも学生ローンは利用できる?

これについては2つのケースがあります。

  • 社会人でも利用が可能(ただし社会人コースみたいな形となり、学生ローンと多少内容が違う)
  • 学生時代に利用したことがあるなら可能

基本、学生ローンは学生向けなので、社会人は利用できないと明言しているところもあります。

正直学生ローンにこだわる理由は特別ないと思いますので、社会人で初めてお金を借りたいと思うのであれば、銀行なり消費者金融なりのカードローン、あるいはフリーローンなどを探した方がいいでしょう。

他のカードローンで借り入れがあっても使える?

既に大手カードローンなどでお金を借りている場合、利用できるかどうかは身も蓋もありませんがその人によります。

特別、他社で借り入れをしているから学生ローンで一切借り入れが出来ない、ということはありません。

例えばバイトをしていて月収5万円程度稼いでいる場合、年収は60万円となります。

その3分の1が上限ですから、最高で20万円お金を借りることが出来るわけです。

しかし、既にカードローンで15万円借りている場合、学生ローンで借りられるのは5万円までとなります。

そこで「総量規制の上限までお金を貸したら返済が大変かもしれない」と判断された場合、審査に落ちてしまうでしょう。

学生ローンは学生の味方!困った時は頼るのもアリ?

学生ローンは長い歴史を持っているお店も多く、昔から学生の急な出費をサポートしてきました。

なので、他の会社でお金を借りることが出来なくても学生ローンなら力を貸してくれる、ということもあるでしょう。

ただし、学生ローンという名前ですからお金を借りている、つまり借金をしている…ということはきちんと理解しておくべきです。

いくらお金を貸してくれるからといってもギャンブルの資金に使うなんてもってのほかです。

親やバイト先にも連絡せずにお金を貸してくれるというのは学生ローンくらいのものです。どうしても…というときは頼ってみるのもいいかもしれませんね。

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