学生だけどキャッシングしたい!どこを選ぶべき?
お金を借りる、と言えばカードローンと考える方も多いかと思います。
ですが、「学生」という立場で考えると、カードローンでお金は借りにくいのでは…?と思われるかもしれませんが、実はそんなことはありません。
学生という立場は、お金を借りる上では結構お得だったりするんです!
とはいえ、当然ながらどの方法にもメリット及びデメリットがありますので、そこを理解した上でどの方法を選ぶかが重要と言えます。
今回の記事では、学生が利用できる「お金を借りる主な方法」3種類と、その他の手段についてメリットからデメリットまで、詳しく解説していきたいと思います!
方法その1:カードローンを利用してお金を借りる
1つ目の方法は、多くの方が想像する「カードローンを利用してお金を借りる」方法です。
カードローンには大きくわけますと
- 貸金業者のカードローン(消費者金融・クレジットカード会社など)
- 貸金業者ではないカードローン(銀行・信用金庫など)
の2種類に分類されますが、色々と差はあれど基本的なシステムはどちらも同じです。
この記事では、大手のカードローン限定の話として進めていきます(中小の消費者金融になるとカードを発行していない業者が多いため)。
カードローンを利用するメリット
カードローンを利用する際のメリットはこちらになります。
- 利便性が高く、コンビニなどですぐ借りられる
- 即日融資が可能
- 親に内緒で借りられる
- 無利息期間が利用できることもある
カードローンのメリットは多いですが、一番はその利便性と言えるのではないでしょうか。
カードを一度発行してしまえば、コンビニですぐにお金を借りることが出来ます。
また、即日融資に対応していることも多いので「急にお金が必要になった」というタイミングでも、申し込んでその日のうちに利用できる可能性があるところも嬉しいメリットでしょう。
そして、これは学生に限ったことではありませんが、カードローンを利用する(申し込む)ことは周りにバレたくない!と思っている方が大多数でしょう。
当然それも向こうはしっかりと把握していますので、バレないようにしてくれます。
最後の無利息期間ですが、これは大手消費者金融であれば利用できることがあります。
お金を借り入れて(あるいは契約して)から一定期間、利息が0円で借りられるという、利用者にとってはかなり嬉しいサービスとなっています。
基本的には初回利用時のサービスとなっていますが、お金を借りて無利息期間中に完済できれば、一切利息を支払わなくていいこととなるので、うまく活用していきましょう。
社名・ブランド名 | 無利息期間 | 開始日 |
---|---|---|
アイフル | 30日 | 契約日の翌日 |
アコム | 30日 | 契約日の翌日 |
ノーローン | 7日 | 借入日の翌日 |
プロミス | 30日 | 借入日の翌日 |
レイクALSA | 30日または180日 (180日の場合無利息対象5万円まで) |
契約日の翌日 |
カードローンを利用するデメリット
メリットに対して、カードローンを利用する際のデメリットもあわせてご紹介します。
- 20歳以上でないと利用できない
- 自身に収入がないと利用できない
- 必ずバイト先に在籍確認の連絡がくる
学生というくくりにおいて、一番のデメリットと言えるのが「年齢」ではないでしょうか。
大学生・専門学校に18歳で入学する方も多いですが、大手カードローンは成人した20歳以上でないと利用することが出来ません。
続いて、収入の問題。
カードローンを利用する場合、自身に収入がある人しか利用することが出来ません。また、その収入とは「定期的なもの」に限られます。
そのため、「普段はバイトしていないけど冬休みだけバイトをする」ような方は対象外です。週3日コンビニでバイトをしている、というようなスタイルでないと条件に該当しないと思っていただければOKです。
金額については多い・少ないは問題ありません。当然ながら多い方が借りられる金額も比例します(実際に借りられるかは別ですが)が、自身に収入があるかどうかが非常に重要です。
そして最後に、バイト先に在籍確認の電話がくることです。
在籍確認とは、バイト先(勤務先)にカードローン会社が個人名にて電話をかけ、本人がそこに勤めているかを確認するものです。
なぜ確認するのか?といいますと、ウソの勤務先を書いて不正にお金を借りようとしていないかを確かめるためです。
携帯電話がこれだけ普及していますから、わざわざバイト先に電話をかけてくる人も少ない中、在籍確認の電話が行われるというのはデメリットに感じる方も多いでしょう。
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カードローン審査で必ず行われる「在籍確認」の具体的な内容とは?
方法その2:クレジットカードのキャッシング枠を使う
2つ目の方法として挙げられるのが、「クレジットカードのキャッシング枠」です。
クレジットカードには「ショッピング枠」と「キャッシング枠」の2つがあるのはご存知でしょうか。
ショッピング枠は、買い物やサービスの対価をカードで支払う際に使われる枠のことを指します。いわゆる「クレジットカードで買い物をする際に使われる」枠と思っていただければいいでしょう。クレジットカードには必ずついている枠とも言えます。
対してキャッシング枠は、クレジットカードを利用して現金をキャッシングすることが出来る枠のことを指します。
ショッピング枠は支払いにしか利用できませんが、キャッシング枠はお金を借りるために使うことが出来ます。
カードによってはキャッシング枠がつけられない(機能として備えていない)ものとついているものがあります。
当然ですが、キャッシング枠が利用できるクレジットカードであっても、キャッシング枠が「0円」であればそのカードでお金を借りることは出来ません。
学生は「学生専用クレジットカード」があるなど、社会人1年生よりもクレジットカードが作りやすいと言われているるくらいなので、1枚持っておいてもいいかもしれません。
クレジットカードを使うメリット
クレジットカードのキャッシング枠を利用してお金を借りるメリットについてはこちらです。
- バイトをしていなくても利用できる
- 海外でも利用が可能
- 利便性が高い
1つ目のメリットは、自身がバイトをしていなくても利用できるところです。
これはクレジットカードの支払いが親名義になっているから出来ることですが、普段は学業が忙しくてなかなか継続的なバイトが出来ないという方でも利用できる、というところは大きなメリットとなるでしょう。
続いて2つ目のメリットは、海外でも利用が可能なことです。
カードローンはあくまでも日本国内で利用するためのものなので、海外には対応していません。仮にカードローンを利用する場合、日本で現金を借りておいて、現地通貨に両替をして使う、という流れになるでしょう。
しかしクレジットカードの場合、現地のキャッシュディスペンサーで現地通貨を直接キャッシングすることが可能です。
そのため海外旅行に行くことが多い方は、キャッシング枠があるクレジットカードを2~3枚用意している、ということも珍しくありません。
友達と夏休みに海外に行くなんてことも珍しくありませんから、海外での利便性を高めるという意味でも1枚クレジットカードは持っておいて損はないかと思います。
カードローンも大手であれば非常に利便性が高いですが、海外も含めますとやはりクレジットカードに軍配が上がりますね。
クレジットカードを使うデメリット
クレジットカードを使うデメリットはこちらになります。
- 利用したことが親にわかる
- 利用可能額はそんなに高くない
学生専用のクレジットカードの場合は、当然ですが支払いは親になるため、利用明細などがしっかりとわかります。
なので親に内緒でキャッシングをしたとしても、支払う(返済する)のは親になるため「このお金は何に使ったの?」と聞かれる可能性が非常に高いと言えますね。
また、こういったクレジットカードは利用可能額も当然ながらそんなに高く設定されていません。5万円~10万円くらいであることがほとんどです。
それ以上お金を借りたいと思っている場合、他の借り入れ手段を考える必要があるでしょう。
方法その3:学生ローンを利用する
3つ目の方法は「学生ローン」を利用することです。
学生ローンとは、その名前の通り学生を対象としたローンで、大学の近くにお店を構えていることがほとんどの、小規模の消費者金融です。
貸付対象が学生となるため、借り入れ時には必ず学生証の提示が必要となります。
学生ローンを利用する際のメリット
学生ローンを利用する際のメリットは、これまで紹介してきました2つの方法のいずれとも違う特徴的なものとなっています。
- 18歳以上で借りられるところもある
- 学生専門なので気楽
- 在籍確認の電話がないことも多い
1つ目のメリットは、18歳以上であれば20歳未満でも借り入れが可能ということです。これは、まだ20歳になっていないけれどもお金を借りたい!と思っている方からすれば大きなメリットとなるでしょう。
しかし注意しなければならないポイントが2つあります。1つは、全ての学生ローンが18歳以上対応ではないこと。そして2つ目は、未成年の場合親権者の同意が必要となることです。つまり、未成年ですと親の承諾なしには借りられないということですね。
ちなみにですが、20歳以上であれば親権者の同意は必要ありません。
2つ目のメリットは、学生専門であることがゆえの「気楽さ」です。
すべてがそうとは言いませんが、学生ローンのメインの顧客は学生です。また、小規模なお店であることが多いため、お金を借りたいと思っている人の背景までしっかりと汲んで貸すかどうかを判断してくれます。
また、「今月はテスト期間なので(バイトに入れない分)返済額を少なくしたい」といったケースにも対応してくれます。
3つ目のメリット、これも他にはないものです。
こちらもすべてのお店がそうというわけではないのですが、バイト先などへの在籍確認を行わないところが多いです。
これは学生証を提示していることで、ある程度身分が保証されているからなのでしょう。お金を借りたいけれど、在籍確認はちょっと嫌だな…と思っている方でも、学生ローンであれば借りやすいのではないでしょうか。
学生ローンを利用する際のデメリット
学生ローンを利用する際のデメリットも見てみましょう。
- 借りられる額は少なめ
- カードローンのような使い方ができない
- 利便性は低め
1つ目は、学生向けということで仕方ないとも言えますが、カードローンに比べると借りられる額は少なめです。
とはいえ、最高でも50万円くらいまでお金を借りることが可能です。もちろん収入や事情(授業料の支払いとして使いたいなど)にもよりますが、そこまでの額が必要になることはないでしょうから、そう大きなデメリットとは言えない部分もあると思います。
2つ目は、カードローンのような使い方が出来ないことです。
カードローンは最初の審査で決定された枠の中であれば、好きなように借りたり返したりを繰り返すことが可能です。
しかし学生ローンはフリーローンと同じようなスタイルで、最初に審査で決定された金額をまとめて借り、あとは返済するだけというスタイルになります。
そのため、カードローンのように使いたいと思っている場合学生ローンは選択肢から外れてしまいますね。
3つ目は、利便性が他2つの方法に比べて低いことです。
カードが発行されることはありませんので、コンビニATMでお金を借りる、ということは出来ません。お店で直接借りるか、銀行振込で振り込んでもらうかといった形です。
返済についても振込か直接返しに行くか…という形になるため、「お手軽」とは言い難い部分がありますね。
その他の方法でお金を借りる
ここまで、学生の方がお金を借りる方法として3つご紹介しましたが、もちろんこれら以外にもお金を借りる方法はあります。
それぞれ簡単ではありますが、ご紹介したいと思います。
親からお金を借りる
非常にシンプルな方法です。
例えばパチンコでお金がなくなってしまったであるとか、スマホゲームに課金しすぎてお金がなくなった…といった内容であれば親もお金を貸してくれることはないでしょうが、正当な理由であれば貸してくれる、あるいは援助してくれることも十分にあるのではないでしょうか。
バイトをして返済するなど、自分から提案すれば借りれる可能性も高いかと思います。
友達からお金を借りる
こちらもシンプルな方法ではありますが、個人的にはリスクが高い方法かと思います。
2000円くらいであれば気軽に貸してくれる場合も多いでしょうが、数万円となると同じ学生であれば厳しい場合もあるでしょうし、きちんと返済できるかどうかが大きな問題となります。
というのも、お金を貸した方はあまりしつこく「お金いつ返してくれるの?」と言いづらい部分もありますし(関係によってはズバズバ言ってくることもあるでしょうが)、返済するそぶりが一切ないと「お金を返す気がないのでは?」と心配になるものです。
すぐには返せなくても○月までに返すと伝えておくなどの返済の意思を見せること、額は少なくても少しずつでも返済していくなど、誠実な態度を相手に見せることが非常に重要です。そうでないと、友達までなくしてしまうかもしれません。
「お金を返さなかったくらいで友達をやめるなんて」と思う方もいるかもしれませんが、お金を返さなかったことではなく、不誠実な態度を取られた(と感じた)から離れてしまうのです。
親とは違い血縁関係もない相手ですから、本当に嫌だと思ったらすっと離れてしまいます。
きちんと返済出来るあてがないのであれば、友達からお金を借りるという決断はしないほうがいいでしょう。
学生でもお金を借りる手段は色々。でも借りすぎには注意!
学生さんでもお金を借りる方法は、カードローンをはじめ色々とあります。
しかしながら、簡単にお金を借りられるからといって借りすぎてしまうのは絶対におすすめしません!
借り入れの金額にもよりますが、利息なども含めると社会人になってから数年間ずっと返済に追われる…なんて可能性も0ではないんです。
本当に必要な時に、本当に必要な金額だけを借り、そしてできるだけ返済は早めに終わらせる。
そのくらいに思っていないと、ずるずるとお金を借りてしまうことにもなりかねません。
カードローンなど、ピンチな時にお金を借りられるのは本当に便利ではありますが、それに頼りっきりにならないように気をつけておきたいですね。