彼氏にお金を貸してと言われたら?彼女から借りる男性の心理とは
「お金を貸してほしい!」、そう頼まれた時あなたならどうしますか?
特に何も考えずに「いいよ!」と貸す方はそう多くないでしょう。やはりお金を貸して!と頼んできた人との関係によってその返答は変化するはずです。
もし、あなたにお金を貸してほしいと言ってきたのが彼氏だったとしたら…?
この記事に目を通している方はすでにお金を貸したことがある、あるいはお金を貸してと言われたことがある女性が多いかと思いますが、ハッキリ言いましょう、安易にお金を貸すのは危険です!
どうしても彼氏ということで様々なバイアスがかかりやすいもの。
この記事では、お金を貸してと彼女に対して言ってくる男性の心理や対応策などを解説していきます。
どうして自分に?お金を貸してという男性の心理とは
お財布がピンチな時、様々な手段を取ることができるはずです。
手持ちが少ないのであれば貯金をちょっと下ろせばいいですし、友人に「ちょっとお金を貸して」と頼むことだって出来ます。親や兄弟など、血のつながった人物に頼むことだってできるでしょう。
しかしどうして、付き合っているとはいえ彼女に対して「お金を貸して」とお願いするのか?
その男性の心理を探っていきたいと思います。
他に頼れる人がいないから
1つ目の心理は「他に頼れる人がいないから」です。
とはいえ、自分の彼女しか頼れないという男性はそう多くはないでしょう。
働いていれば気の良い同僚ができることも多いですし、学生であっても友人や先輩・後輩といった関係を築いている人は多いです。
なのになぜ彼女なのか…?それは、同性にお金を貸してと頼むのは自分のプライドが傷ついてしまうのでは?と恐れている可能性が考えられます。
彼女は異性ですし、プライドが傷つかないと判断したからこそ…ということでしょう。
個人的には友人と彼女、お金を貸してと言う時点でどちらも同じだと思えますが…。
「自分の彼女だから貸してくれるだろう」という甘え
プライドの話と近いところにありますが、人というのはどうしても甘えが出てくるものです。
自分のことを愛してくれる「彼女」という存在だからこそ、自分の要求を受け入れてお金を貸してくれるのではないか…という甘えから、つい彼女に「お金を貸して?」とお願いしてしまうというわけです。
人は頼られるとつい張り切ってしまったり、甘えられると「私がいないとダメなのね」と思ってしまうところがあります。
しかしそこを上手に突いた、彼の作戦かもしれません。
また、「自分の彼女なんだから自分の要求を受け入れて当然」と思うタイプも中にはいます。
今問題として表に出やすい「モラハラ」タイプの彼氏の場合、「自分が言っているんだからお金を貸さないなんてありえない」と思っている可能性も…!?
単純にお金を借りやすそうだから
いますよね、単純に「いい人」と言える気のいい方。
あなたが誰にでも優しく気のいいタイプの場合、利用してやろう!と近づいてくる人もいます。
彼氏がそのようなタイプとは言いませんが、「優しいからきっと貸してくれるだろうな」と期待してお金を貸してとお願いしている可能性もあります。
優しそうだと思ってくれるのは悪い気はしませんが、「だからお金も貸してくれるだろう」と後ろに繋がると、正直いい気分にはなりませんね…。
「別にお金くらいいいじゃん」と思っている
中には、自分がお金を求めている側なのに「別にお金くらい貸してくれるでしょ」と思うような人間もいます。
いわゆる、お金に対する価値観が違う、お金にあまり価値を感じていないタイプと言えるでしょうか。
自分の中でお金というものの価値がそう高くないため、他人もそうだと思い「お金くらいいいでしょ」と気軽に貸して、と言ってしまうわけですね。
こういうタイプの彼氏の場合、お金を借りられたからといって相手に感謝しない可能性があるので気をつけたいところです。
お金を貸す?どうする?彼氏にお金を貸す際のリスクを考える
「お金の貸し借りはトラブルを生みやすい」という認識は、皆さんの中にあるかと思います。
しかしお金を貸す相手が彼氏ですと、「彼氏なら大丈夫かな?」とつい甘く判断しがちな部分があります。
自分が好きな相手ですし、相手が困っているなら助けてあげたいと思うのも当然のこと。
とはいえ、お金を貸す相手が彼氏であってもそこには「リスク」が存在します。
何も考えずにお金を貸してしまう前に、彼氏にお金を貸すことでどのようなリスクが発生するのかを考えてみる必要があると言えるでしょう。
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再度お金をせびられる可能性がある
一度お金を貸してしまうと、何かしらの折にまた「前みたいにお金を貸してくれない?」と求められてしまう可能性があります。
彼氏の方も「1回貸してくれたのだから、次も貸してくれる」と無意識に思ってしまいますし、お金を貸す彼女側も「1回貸したことがある手前、断りにくい」と思ってしまうところがあるでしょう。
また、「やっぱり私を頼ってくれるのね」「私がいないとダメね」と思ってお金を貸してしまっている方は要注意!
完全に彼氏はあなたのことを「いつでもお金を貸してくれる女性」と認識している可能性が高いです。
上下関係が出来てしまう可能性がある
お金の貸し借りをすることで、上下関係が出来てしまう可能性があります。
お金を貸した女性(彼女)側が強ければまだいいのですが、なぜかお金を借りている側の男性(彼氏)の方が立場が上になってしまうことも…。
お金を貸しても「そういえばあの時のお金返してよ」とサラっと言えるのであればいいですが、お金に汚いと思われたくないからなかなか言い出せない、ということもありますよね。
逆に「お金を返して」と言っても「返すって言ってるだろ!オレのことが信じられないのか!」なんて喧嘩になってしまう可能性だってゼロではありません。
彼氏を怒らせてしまった…と後悔してそのことに触れられなくなった、なんて話も珍しくありません。
きちんとすぐにお金を返してくれる彼氏であればこのようなトラブルにはなりませんが、「絶対に返すから」と言うだけで全く返す兆候が見られない彼氏の場合、しらずしらずのうちに上下関係が形成されてしまうことがあります。
自分に自信がない場合、それを増長させてしまうかも
もしあなたが自分に自信がなく、彼氏に嫌われるのが怖い。そう思っている場合、お金を貸すことで彼をつなぎとめておける…という思考に行ってしまう可能性があります。
女性の中には自分に自信を持てない方も少なくありませんが、お金を貸して彼氏が喜んでくれたから…と、少々歪んだ形で尽くし続けてしまうケースがあります。
その場合、だんだんと「お金を貸さないと彼は私から離れてしまうかもしれない」と思うようになり、ひたすら彼に貢ぐような女性になってしまうことも…。
彼の喜んでいる顔が見たいという気持ちは尊いものですが、それがいびつになると「一体なんのために彼と付き合っているのか」がわからなくなってしまいます。
自分に自信がない方こそ、そのようなことは避けたほうがいいと断言出来ます。
このまま付き合い続けるかの岐路になる可能性
付き合っている時はそれぞれの収入などからお金を出し合うことが多いでしょうから、金銭感覚がよほど大きく違うことがわかる出来事でもない限り、お金が別れる理由にはなりづらいかと思います。
しかしお金の貸し借りをすることによって、より深く相手のお金に対する態度や考え方が見えてくるため「このままこの人と付き合い続けていてもいいのだろうか?」と考えるきっかけになるかもしれません。
結婚してからお金の使い方などで揉めるのはよくある話ですし、そうなる前に判断できる出来事があったと考えれば決して悪いことではありませんが、「好きだけど金銭感覚が…」というモヤモヤを抱えながら付き合い続けてしまう、なんて可能性も考えられます。
もしお金を貸すなら、注意しておきたいポイントは?
「お金を貸して」と言われて、無下に断るのも可哀想だし…と優しい方なら思うでしょう。
彼氏が非常に信頼できる人間であり、お金にきちっとしているのであれば貸すという選択肢も悪くはありません。
とはいえ、お金はいらぬトラブルを生むものでもあります。
もしお金を貸すと決めたのであれば、それに備えて心に留めておきたい、注意しておきたいポイントをまとめましたので参考にしてみてくださいね。
改めて彼氏の性格やお金に対するスタンスを思い返す
彼氏にお金を貸すことは絶対に悪、というわけではありません。
彼氏の金銭感覚が自分と合い、かつお金に対するスタンス(価値観)も同じであるか、これまでの付き合いから思い出してみましょう。
お金の考え方が自分と近いのであれば、仮にお金を貸したとしてもトラブルに発展しづらいと考えられるからです。
また、彼氏のお金の管理能力もわかる範囲で思い出しましょう。毎月きっちり貯金をしているようなタイプか、それとも毎月給料日前はお金がなくて~と言っているようなタイプかどちらでしょうか。
貯金をきちんとしているようなタイプであればそもそもお金を貸してと言ってくる機会はそうないとは思いますが、お金の管理能力が低いとお金を貸してもなかなか返してもらえない可能性があります。
さらに、約束をきちんと守る人かどうかも大事です。誠実な人であればお金を貸しても「○日までには返す」「次の給料が出たら返す」といった具体的な返済時期を自分から提案してくれることが多いからです。
簡単にまとめますと、彼氏は以下のポイントについて(自分から見て)どうかをチェックしてみましょう。
- 自分と彼氏でお金に対する考え方は近いか?
- 彼氏はお金の管理能力は高いか?
- 彼氏は約束をきちんと守り、ダメなときも代替案などは出すか?
いずれのポイントも問題ないようであれば、お金を貸してもトラブルにはなりづらいかと思います。
本当に必要なお金なのかを確かめる
お金を貸す前に「なぜお金が必要なのか」はきちんと聞きましょう。
もしごまかされそうになったら「お金を貸すか判断するために聞くのはおかしくない」と言えばいいかと思います。
そもそもきちんとした理由があるのならわざわざごまかす必要はありませんから、ちゃんと話してくれるはずです。
理由はお金を貸すか判断するためにも非常に重要ですので、絶対に聞くことをおすすめします。
「自分もお金がないんだけど…」と言ってみる
ちょっと卑怯な手かもしれませんが、「自分も貸すほどお金がない」というのも手です。
お金を貸したくないけど、貸したくない!とピシャリと言ってしまうと関係にヒビが入ってしまうのでは、と不安になる方も多いと思います。
「自分も今月出費が多いから、ちょっとムリかも」と、自分もお金がないことを伝えれば多少罪悪感も薄れるというものです。
さらに、そこで相手の反応を見ることも出来ます。
逆に謝ってくれるような人なのか、それとも不機嫌になってしまうような人なのか…。本性を垣間見ることができるかもしれません。
口約束ではなく、きちんと証拠を残しておく
お金を貸すことに決めたのであれば、いつまでに返すなどは口約束ではなく、きちんとお金の貸し借りをした証拠を残しておくことを強くおすすめします。
といいますのも、口約束ですと貸し借りをした証拠がないため逃げられる、踏み倒される可能性があるからです。
借用書を作っておくことで「お金を貸した・借りてない」といった根本的なトラブルから「○日までに返すといった・いってない」といった細かい部分のトラブルまでを「証拠があるから」と回避することができるんです。
借用書はインターネット上にテンプレートがありますので、そちらを利用してもいいでしょう。2通作っておき、自分と相手で1通ずつ持っておくことをおすすめします。
また、お金は裁判を起こしてでも回収する!という強い意志があるのであれば、法的効力を持つ「金銭消費貸借契約書」を作ることをおすすめします。
ただそこまで行くと「そこまでするならお金を借りなくていいや…」と相手が思うかもしれません(笑)。
追加の借入の打診があっても断る
一度お金を貸してしまうと、言い方は悪いですが「なめられて」しまう可能性があります。
つまり、1回貸したんだから何回も貸してくれるでしょ?と相手に思われるということです。
最初にお金を貸した時、お金を必要とする理由が納得できるものであったとしても、2回目以降もそうであるとは限りません。「1回貸してくれたから、次も貸してくれるだろう」と軽く思って「またお金を貸してくれる?」と言われる可能性もゼロではありません。
絶対に2回目以降はお金を貸してはいけないということではありませんが、納得出来ない理由であったり「自分がなめられてるかも…」と思ったら、毅然と「お金は貸さない!」と言うことが大切です。
最悪返ってこないことを前提とした金額のみ貸す
これはお金を貸す相手が彼氏であろうが誰であろうが、よく言われる話ではありますが、お金を貸すのであれば返ってこないことを前提にしたほうがいいでしょう。
言い換えれば「貸したお金が返ってこないと困るレベルの金額は貸さないようにする」ということです。
例えば金額が2,000円くらいであれば、仮に返ってこなかったとしても「まあこれくらいなら仕方ないか」と思えますが、10万円貸していると「いつ返してくれるの?」「貯金を下ろさないと生活が…」ということにもなりかねません。
また、お金を貸してと言われた時に「5万円は貸せないけど5,000円なら」と妥協案を出す方法としても使えます。
お金を貸してと言われたら、別れを考えるべき?
ここまで、彼女に対してお金を貸して!という男性の心理や、お金を貸す際の注意点などをご紹介してきました。
ですが、本当に大事な女性に対して「お金を貸して」という男性はいかがなものでしょうか(もちろんこれは、性別が逆であっても成立します)。
「お金を貸してと言うような男とは別れろ!」という意見が多いですが、それは非常に納得できるものです。
仮にお金を貸してと言われて、断った時に怒ったり、あなたを責めるような言動をする男性であれば、即刻別れろ!と言いたいですね。
感情的な問題も多少入ってしまいますが、なぜ「お金を貸して」と言ってくる彼氏とは別れた方がいいと言われるのか、その理由をみてみましょう。
自己中心的な性格の可能性が高い
どのような態度で「お金を貸して」と頼むのかはその人の性格や立場、状態などで変わってきます。
普段はそのような顔を見せないのに、本当にピンチでどうしようもなく切羽詰まっていることがわかるのであれば。そのような出来事が起こるまでに二人の信頼関係が強固なものであれば、そもそも「お金を貸して大丈夫なのかな?」と悩むことなく助けているかもしれません。
悪びれもなく「お金を貸して」と言い、断ったら怒るような男性であれば、自己中心的な性格の可能性が非常に高いと言えるでしょう。
一度貸したらずっと貸さないといけなくなる可能性がある
お金を一度貸してしまったら、ずっと何かの折につけて貸さなければならない可能性が出てきます。
一度浮気を許してしまったら、何度も浮気された…という話は非常によくありますが、それと同じ展開ですね。
次はダメ!と断ることも出来ますが、彼に嫌われたくないからなどの理由でズルズルと貸してしまう可能性も…。
しかも返してから次、であればまだいいのですが、返しもしないまま一方的にお金を借りていく場合もあります。
自分の意志が弱いと自覚しているのであれば、お金を貸す=破滅につながってしまう可能性もありますので、お金を貸すくらいなら別れる!と飛躍するくらいでもいいかもしれません。
将来を一緒に過ごせるか不安になるはず
そもそも、彼女である自分にお金を貸してと言われた時に不安を感じない女性はいないのではないでしょうか。
それがジュース代や小銭くらいであればまだしも、まとまったお金を貸してと言われたら。
結婚したいと思っていてもどこか不安になってしまう…それは彼氏のお金の管理能力であったり、経済力に不安を感じてしまうからに他なりません。
若ければまだしも、付き合っていてその先に結婚を考えるような年齢であれば、将来一緒にやっていけるのか?と思ってしまうでしょう。
そもそも、お金を貸してと言われた時点で愛情が冷める可能性も…
そもそも、「お金を貸して」と言われただけで愛情が冷めてしまう方もいるのではないでしょうか。
「私なら簡単にお金を貸すと思われてる?」
「自分の貯金とかでなんとかならないの(貯金がないの)?」
といった気持ちが浮かんでしまうことでしょう。
お金で愛は買えないのは事実ですが、生きていくためにお金は必要なものです。
お金がないことを彼女に告白するのと同義とも言える「お金の無心」は、女性からしたら「自分は甲斐性がない男性だ」と言っているように感じます。
いくらそれまで大好きな人であったとしても、どこか冷めてしまうのは仕方ないと言えそうです。
お金を貸すのはオススメしない。都合のいい女になるな!
大好きな彼氏だとしても、お金に関しては厳しく行くべきです。
なので、お金を貸すのは基本的に全くもってオススメしません。これは、彼女からお金を貸してと言われた男性も同様です。
一度お金を貸してしまうと何度も要求される可能性が高いですし、「自分は都合よく使われているのでは?」と自己評価が下がる結果になってしまいます。
もちろん200円くらいなど少額であればご自身の判断で好きにすればいいと思いますが、少額であってもそれが積み重なると意外な金額になっていることもあるので、油断してはいけません。
仮にお金を貸すのであれば、「きっちりと貸したものは返してもらう」「何度もお金を貸すような都合のいい女にはならない」「返ってこなくてもいいと思える額のみ貸す」の3つを心がけると、トラブルになりにくいのではないかと思います。