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自分にとって借りやすいカードローンを見つけるためのポイント8つ

どのようなカードローンが「いいカードローン」かは、人それぞれですが、ある程度「良い」と評価する点は共通しており、そのひとつが「借りやすい」ではないかと思います。

いくら魅力が強いカードローンであっても、誰も利用できなければそれは「いいカードローン」と評価されることはありません。

とはいえ「借りやすいカードローン」とはどのようなものか?と聞かれると明確な回答をするのは難しいでしょう。

そこで今回は、今後カードローンを利用したいと思っているけど、審査には落ちたくない!という方であれば是非知っておきたいと言える、「より借りやすい、利用しやすいカードローンを見つけるポイント」をまとめてみました。

ポイント1:今住宅ローンを利用しているか?

1つ目のポイントは、今あなたはどこかの銀行などの金融機関で住宅ローンを利用しているかです。

なぜ住宅ローンがカードローンに関係あるの?と思われるかもしれませんが、住宅ローン利用者に対して金利を優遇していたり、住宅ローン利用者のみが利用できるカードローンを提供している金融機関も結構あるんです。

もしあなたが住宅ローンを利用しており、かつその金融機関で住宅ローン優遇のカードローン(あるいは金利優遇)があれば、非常に狙い目の商品だと言えます。

住宅ローン利用中なので審査に通りやすい

その理由のひとつは「審査に通りやすい」からです。

なぜ審査に通りやすいのか、それは住宅ローンの審査に通ったからに他なりません。

住宅ローンは借入する金額もカードローンのそれとは一線を画していると言ってもいいでしょう。その分土地や建物といった担保が必要ですし、連帯保証人も必要ではありますが、返済できる目処を立てられるから銀行側も融資をするのです。

安定して住宅ローンを返済出来るほどの継続した収入がある人であることが既に証明できているため、カードローンくらいであれば審査は難なく通る可能性が高い、と言えるわけですね。

金利優遇を受けられる例

カードローン金利優遇を受けられる例は「みずほ銀行カードローン」です。

みずほ銀行で住宅ローンの利用がある場合、基準金利から「0.5%」の優遇を受けることが出来ます。

利用限度額 基準金利 優遇金利
10万円以上100万円未満 年14.0% 年13.5%
800万円 年2.0% 年1.5%

たった0.5%と思われるかもしれませんが、みずほ銀行カードローンは基本が低金利なので悪くない選択かと思います。

 

【関連記事】

大手の中でも低金利!「みずほ銀行カードローン」の魅力とは

専用カードローンが利用できる例

住宅ローン利用者のみが利用できるカードローンの例もあわせてご紹介します。

金利優遇に比べると、専用ローンの方が金利や利用限度額で優遇されている印象がありますね。

ひとつ目は「横浜銀行」の「バンクカードローン(住宅ローン利用者専用)」です。

一般 専用
利用限度額 10万円~50万円 50万円~500万円
金利 年13.6% 年11.5%~4.5%

金利も2%以上違いますが、何より利用限度額に大きな差があることがわかります。

住宅ローンを利用していればそれだけの信用がある、と言い換えてもいいでしょう。

もうひとつご紹介しましょう、三重銀行の「みえぎんカードローン」と「住宅ローン利用者専用 みえぎんカードローンセレクト」です。

一般 専用
利用限度額 10万円~500万円 30万円~500万円
金利 年14.3%~4.5% 年4.3%
※短期プライムレート+2.325%

こちらは利用限度額自体は最高500万円までと変わらないものの、金利が大幅に違うことがおわかりいただけるかと思います。

一般向けである「みえぎんカードローン」は最低金利が年4.5%である一方、住宅ローン利用者専用の「みえぎんカードローンセレクト」はどの利用限度額でも年4.3%という超低金利で利用が可能となっています!

住宅ローンを利用していて、かつカードローンを利用したいという方は多くないのかもしれませんが、条件を満たしているのであればかなりお得かつ借りやすいカードローンであることは間違いない、と言えるでしょう。

ポイント2:給与振込口座の金融機関のカードローン

2つ目のポイントは「給与は振込でもらっているか?」です。

ほとんどの方が給与はどこかしらの金融機関に振込んでもらっているかと思いますが、「どこの金融機関に振り込んでもらっているのか」も重要です。

といいますのも、給与振込の口座に指定している場合、こちらも金利優遇を受けられるカードローンが多いからです。

もちろん金利という面だけではなく、審査の面でも「借りやすい」と言えるでしょう。

毎月給与が振り込まれる=返済が可能

なぜ給与振込口座にしている金融機関のカードローンは借りやすいのか?という疑問に答えましょう。

それは、毎月口座に給与が振り込まれるため、継続した収入があると証明しやすいからです。

カードローンの審査で非常に重要なポイントは「継続した収入」です。

それが15万円であっても1500万円であっても、継続して収入があることがお金を貸す側にとって非常に大切なんです。

その理由は、返済を一括で行うのであれば別ですが、多くの場合毎月いくらかを継続的に返済することになるので、毎月きちんと返済出来る継続的な経済力(=安定した収入)を得ていることが前提になるからです。

その点給与振込口座にしている場合、金融機関側に対してちゃんと毎月継続的に収入があることがわかりやすく証明出来る、というわけです。

だからこそ、金融機関側も金利優遇を行うのかもしれませんね。

給与振込口座での金利優遇を受けられる例

どのくらい金利の優遇を受けられるのかは金融機関によってまた変わるのですが、2つの例をご紹介しましょう。

まずは「名古屋銀行」のカードローン「新ミニマム」です。

通常 優遇
年10.5% 年7.5%

振り込まれる給与額は月5万円以上でないと適用されないという条件はありますが、2.5%の優遇を受けることが出来ます。

利用限度額は10万円~200万円となっており、少額の方が金利が高くなることを踏まえてもかなりお得な金利という印象ですね。

もうひとつは清水銀行の「しみずピアカードローン」です。

通常 優遇
年9.8%~9.0% 年7.0%

このカードローンは少々特殊で、利用限度額は50万円~1,000万円まで対応しているのですが、給与振込口座として金利優遇を受けられるのは利用限度額が200万円までとなっており、上記の表は優遇なしの200万円までの金利での比較としています。

こちらも振り込まれる給与額に制限があり、「月額10万円以上」であることが条件となります。

優遇される金利は最高で2.8%となり、200万円までであれば利用限度額にかかわらず7.0%で利用できるのはやはりお得だと言えるでしょう。

ポイント3:超低金利のカードローンか

3つ目のポイントは、利用しようかな?と考えているカードローンの金利が非常に低いかどうかです。

金利が低いカードローンは大きな魅力があるものの、「借りやすいか」という面で見ると難しいこともあります。

金利が低いとその分審査が厳しい可能性がある

金利が低いカードローンは、それだけ利用者をふるいにかける可能性があります。

当たり前ですが誰にでも貸していたら返済出来ない人にもお金を貸してしまうことになり、リスクが大きくなります。

金利が高めに設定しているところであれば多少そのような人がでてきたとしても他の人が支払った利息分でカバーすることが出来るでしょうが、金利が低いとそれだけ貸し倒れのリスクが高くなる、と言えます。

当然消費者金融であっても銀行であっても貸し倒れが起きないように審査を行うわけですが、金利が低いとさらに慎重になる可能性があるわけですね。

「借りる」という点で考えれば金利が高いところの方が可能性あり

年収がいくらか、勤続年数が何年か…といった細かい部分はすべておいておいて、金利が高いカードローンと低いカードローン、借りやすいのはどちらか、と聞かれたらやはり「金利が高いカードローン」だと言えるでしょう。

とはいえ金利が高いから絶対に可決する、金利が低いから絶対に落ちてしまう…というわけでもないため、「あくまでその傾向にある」くらいで考える方がいいかもしれません。

より借りやすいカードローンはどちらか、と言われたら金利が高めのほうがいい、という程度です。

また、ポイント1や2でご紹介したように、すでにその金融機関で何かしらのアクションを取っている場合は金利が低くても審査に通る可能性は十分にあると考えられます。

ポイント4:大手消費者金融なら「成約率」をチェックしよう

借りやすいカードローンを探す上で、お金を貸す側が提供している「データ」を参考にする方法もあります。

消費者金融のカードローンは借りやすい、という話を聞いたことがある方は多いかと思いますが、具体的にどのくらい借りやすいのか…というのはわかりませんよね。

しかし一部の消費者金融であれば、どのくらいの確率でお金を借りられているのかを「データ」として数字で見ることが出来るんです。

一部の大手消費者金融は「成約率」を提示している

大手消費者金融の「アコム」や「プロミス」では、IR情報として、どのくらいの金額をどれくらいの人数(顧客数)に貸しているか、新規の顧客は毎月どれくらいいるか…といった月次データを公表しています。

そのデータの中に「成約率」というものがあるのですが、これは新規申し込みを行った人がどのくらいの確率で成約した(=お金を借りたか)という数字で、実数及びパーセンテージで記載されているんです。

実際に月次データを見てみると

実際の月次データを見てみましょう。

「アコム」の月次データである「マンスリーレポート」の「2020年3月期」のデータを見てみますと、月ごとに新規貸付率が記載されていますので、抜粋してまとめてみました。

4月 5月 6月 7月 8月
44.4% 48.0% 44.8% 42.5% 44.7%

と、だいたい44%~45%程度であることがわかります。なんと、50%以下なんですね。

同様に「プロミス(SMBCコンシューマーファイナンス)」の月次データより、成約率を調べてみましょう。

4月 5月 6月 7月 8月
44.5% 46.0% 45.2% 43.6% 45.3%

と、こちらも44%~45%程度と、「アコム」と大きな差がないことがわかりますね。

最後に「アイフル」の月次データも見てみましょう。

4月 5月 6月 7月 8月
42.4% 44.0% 43.1% 41.5% 42.7%

「アコム」や「プロミス」に比べると少し成約率が低めかな?という印象です。

もちろん成約率が高いから自分も可決するわけではありませんし、成約率が低いからといって自分が審査に否決するわけではありませんが、こうしたデータを利用することでより「借りやすいカードローン」を見つけることは可能であることは、知っておいて損はないかと思います。

そのほか、知っておきたいポイント4つ

他にも、カードローンを利用する上で審査に落ちないために知っておきたいポイントがいくつかあります。

これは「借りやすいカードローンを見つける」というよりは「利用したいカードローンの審査を通りやすくする」ポイントと言ってもいいでしょう。

いずれも簡単なポイントなので、ちょっと頭の片隅にでも置いておくとお得!といった感じですね。

ポイント5:利用限度額は最低限に抑える

申込む際、希望する限度額は最低限の額に抑えることをオススメします。

例えば15万円必要なのであればできれば15万円、ちょっと盛っても20万円くらいにしておきましょう。

希望する利用限度額が高くなればなるほど審査は厳しくなります。消費者金融の場合は法律で年収の3分の1を超える額を貸してはならないため、特に慎重です。

「また後からもっと借りたくなるかもしれないし…」と50万円くらい借りたい!と思う気持ちは非常にわかりますが、審査を可決しやすくするのであれば、利用限度額は欲張らない方が無難と言えるでしょう。

ポイント6:簡易審査があるなら利用してみる

大手消費者金融など、中には年収や他社からの借入といった数項目を入力するだけでOKな「簡易審査」をホームページに設置しているところがたまにあります。

この簡易審査で「借入不可」という結果がでた場合、本申し込みをしても審査に可決することは確実にない!と言えますので、無駄な申し込み履歴を追加せずに済むことが出来ます。

簡易審査で「借入可能」と判断されたからといって、本審査でも必ず可決するというわけではないものの、ひとつの目安として使うことは出来るかと思います。

ポイント7:収入証明書類は用意しておく

カードローンで必要になる「かもしれない」書類が収入証明書類です。

源泉徴収票、確定申告書、所得証明書、給与明細書などが該当しますが、特に提出する必要がない希望限度額であっても、念の為に用意しておいたほうがいいでしょう。

といいますのも、審査上京によって基本的には不要であっても「提出してほしい」と言われることがあるからです。

そのときに用意出来ていたらスムーズに提出出来ますので、利用までの時間も短縮出来ます。

逆に、収入証明書類が用意出来ないと審査の結果利用限度額が下がってしまったり、提出出来ないということで審査に落ちてしまう可能性も十分にあります。

利用限度額10万円くらいでは特別何も言われないかもしれませんが、40万円~50万円を希望する方は絶対に用意しておきましょう。

また、自営業や個人事業主の方は希望金額にかかわらず提出を求められる機会が多いので、用意しておいたほうが無難ですね。

ポイント8:複数の申し込みを同時に行わない

「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」と言うように、とりあえずたくさんカードローンに申し込めば1つは可決するだろう…と思っていませんか?

その考え方はカードローンにおいては絶対にダメ!な理論です。

その理由は、カードローンの審査において必ずチェックされる「信用情報」にあります。

信用情報とはお金に関する客観的な事実(データ)のことで、その中には「カードローンの申し込み履歴」も含まれます。

あまりに同時期に多数のカードローンに申し込んでいたというデータがあると「この人はお金がめちゃくちゃ必要で、それでこんなに必死にカードローンに申し込んでいるのでは?」と思われ、「何か裏があるかも」と敬遠されてしまう…つまり審査に落ちてしまう確率があがるんです。

この状態を「申し込みブラック」といいまして、申し込んだという情報が消去される6ヶ月後まではカードローンに申し込んでも審査に通りづらくなってしまいます。

そうならないように、同時期に申込むカードローンはできれば1つ、多くても2つ~3つあたりに留めておくようにしましょう。

7つのポイントを知って「借りやすい」カードローンを見つけよう!

借りやすいカードローンを見つけるポイント、そしてカードローンの審査に可決する(借りやすくする)ためのポイントについてご紹介してきました。

カードローンは100%借りられるというわけではないため、どうしても「借りやすいところ」がないか…と探しがちです。

ポイント1や2で提示したような、既に取引がある金融機関のカードローンは「借りやすいカードローン」のひとつとして数えてもいいと思いますし、他にも普段から使っている金融機関のカードローンも悪くないでしょう。

また、大手消費者金融などは企業情報として「成約率」をデータとして掲載していますので、そちらを調べてみて「この会社は新規で申し込んだ時にどのくらいの確率で可決するのか」を判断し、成約率が高いカードローンを選ぶ、という手もありますね。

そして申込時にはスムーズに審査をすすめるポイントを守ることで、申し込んでからできるだけ早くお金を借りたいという方でもするっと借りられるのではないかと思います。

いずれもシンプルなポイントではありますが、「カードローンでスムーズに借入を行う・審査に通る」という点においては重要なものです。

過去に審査に落ちてしまったという方も、これからカードローンを使ってみたいという方も、ぜひこのポイントを活用してみてくださいね。

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