借入方法を目的・悩み別にピタッと選択!

カードローンの審査に落ちた!考えられる可決しない理由12

「カードローンは便利!」「ちょっとお財布の中身が寂しくなったらカードローンを利用している!」なんて声を聞きますが…。

「そもそもそれは審査に受かってるからであって、こっちは審査になかなか通らないんだよ!!」とついイラっとしてしまう方もいるのではないでしょうか。

いくら魅力的な商品であったとしても、審査に可決しなければ利用できないというのがルールとはいえ、どうして自分が審査に落ちてしまうのか全くわからないから改善できないと悩んでいる方もいるでしょう。

そこで今回は、「カードローンの審査に落ちてしまう理由」を解説。

もしあなたが当てはまっていれば、そこを改善すれば次の審査には可決するかもしれません!

審査に落ちてしまうのには理由がある!!

当然ですが、審査に落ちてしまうのには何かしらの理由があります。

しかしながら理由を教えてくれることはなく、自分で「どうして審査に落ちてしまったのか」を判断しなくてはならない…というのが難しいところなんですよね。

審査に落ちた理由を考えないと次もない!?

「審査に落ちちゃったから、別のカードローンに申し込もう」と考えるのは前向きであり悪いことではありません。

悪いことではありませんが、落ちた理由を考えずに他のカードローンに申し込みをし続けても、その原因が解消されない限りずっと審査に落ち続けてしまう可能性も十分に考えられます。

ですので、審査に落ちてしまったら「もしかして否決される理由がどこかにあったのかも?」と一度立ち止まって考えてみることをオススメします。

審査に落ちる理由を予想することはできる

とはいえ、「何が原因で審査に落ちたのか」を教えてくれることはありませんので、「どういったことをすると(もしくは状態だと)審査に落ちてしまうのか」という知識を持っていないと、判別することが難しいとも言えます。

しかし知識さえ持っていれば、審査に落ちる理由は「もしかしてこれかも?」とある程度絞ることが可能になります。

予想ではあるのでその理由で落ちたと断言できるわけではありませんが、現在の状況を打破することもできるかもしれません。

審査に落ちる理由は大体3種類にわかれる

審査に落ちる原因として考えられるものは、大体大きく3種類にわかれます。

  • 申し込み時点での原因
  • 審査中の原因
  • 信用情報が原因

次のトピックからは、それぞれの原因についてより詳しく見ていきたいと思います。

申込み~審査初期あたりでわかる否決の理由4つ

まずは申込みから審査の最初の方(それぞれ審査基準や順番などが違うため、必ず最初の方と断言できるわけではありませんが)で否決されてしまう原因を考えてみましょう。

この段階であれば、「それに気をつけていれば(改善すれば)審査に否決してしまう可能性は低くなる」と言えます。

対策も取りやすいので、今後申し込む際は意識してみてはいかがでしょうか。

申し込みの内容や書類に不備がある

意外と多いのがこちら、申込み内容や書類不備があるケースです。

例えば勤務先の電話番号を間違えて記入してしまい、在籍確認が取れないことで審査落ちになってしまったり、連絡先の電話番号を間違えてしまい、申込みの確認の連絡が取れなかったり…などなど。

今はパソコンやスマートフォンから入力することが多いため、手書きよりもミスが少ないのでは?と思われるかもしれませんが、スマートフォンの場合は予測変換や予測入力により、知らない間に違う単語が挿入されていたり、変換が間違っているなんてこともあります。

きちんと申し込みする前に見直しをするという、非常に簡単な対策で回避できる原因ですので、急いでお金を借りたいと思っている場合も、きちんとミスがないか確認することは忘れないでくださいね。

既に総量規制に引っかかっている

カードローンに深く関わっている「総量規制」。

これは、個人の貸付が年収の3分の1を超えてはいけないというもので、もし3分の1を超えてお金を貸し付けてしまうと、貸し付けた側、つまりカードローン会社が罰を受けてしまうため、シビアに判断されます。

既に他のカードローンと契約していたり、クレジットカードのキャッシング枠がある場合など、自分の自覚あるなしにかかわらず年収の3分の1近くになっている場合、これ以上お金を貸すことが出来ない、ということで審査に落ちてしまうことがあります。

銀行系のカードローンは総量規制の対象外ですが、貸し過ぎを防ぐために大体同じくらいの基準で貸すかどうかを判断しています。

ですので、

  • 他の借入(カードローンやフリーローン。住宅ローンなどは別)
  • クレジットカードのキャッシング枠

のうち、不要なものは解約しましょう。

現在借入をしていなくても、契約しているだけで借りているのと同じだからです。

不要な借入を解約することで余裕が出来、お金を借りることができるようになりますよ。

【関連記事】

もう使わないカードローンは解約すべき?保持のメリット・デメリット

利用条件を満たしていない

非常にシンプルな理由ではありますが、当然利用条件にそぐわなければお金を借りることは出来ません。

特に年齢は重要で、多くの場合は20歳~65歳程度ですが、中には25歳以上や34歳以上のもの、60歳未満でないと利用できないものもあります。

また、地方銀行や信用金庫の場合、居住区域や勤務先がその金融機関の営業区域内でないと利用することが出来ません。

自分が申し込みたいと思っている商品の利用条件を自分は満たしているかどうか、きちんと確認することが大切です。

希望する利用限度額が高額

先程の総量規制にも関連する部分ではあるのですが、希望する利用限度額が年収に対して高めですと、審査に落ちてしまう可能性があります。

とはいえ書類不備などとは違い、審査落ちの理由としては弱めではあります。

というのも、利用限度額はカードローン会社側が提示できるので、例えば50万円を希望していたとしても「20万円なら貸せますよ」と返答することもできるからなんです。

ただ、自分の収入に見合わない高い利用限度額を希望する人はお金の使い方が上手くない…具体的には延滞をしやすいといったリスクが高い可能性もあるため、リスクヘッジとして審査に落とす、ということもあるかもしれません。

希望する限度額にもよりますが、大体年収の5分の1くらいを上限の目安として希望すれば、この項目で否決されてしまう可能性はぐっと減らせるかと思います。

審査中に発覚する、否決の理由5つ

続いては、審査の途中で出てくる可能性が高い否決の理由の解説をしていきます。

前のトピックでご紹介した審査の最初の方で見つかる否決の理由は対策をすればある程度防げるものですが、こちらのトピックで紹介するものは、一部簡単には対策出来ない項目もあります。

とはいえ、絶対に解決できないわけではありませんので、ご自身に「当てはまってるかも」と思ったら改善できるよう試してみてくださいね。

虚偽の内容で申し込む

「お金を借りたいから」と、年収を高く書いたり、辞めたはずの勤務先をいまだに勤めているようなフリをして勤務先として記入したりすることで審査をパスしようと考える方もいますが、当然バレます。

さらに、虚偽の内容で申し込むのは詐欺罪にあたり、最悪ご自身の経歴に傷が付く可能性もあります。

当然審査にも落ちますので、最低限の常識ではありますが申し込み内容にウソを書かないようにしましょう。

必要書類が提出出来ない

カードローンの審査にて「必要書類の提出」は絶対に避けられないものです。

基本は「本人確認書類」、具体的には「運転免許証」や「保険証」「パスポート」などが該当します。

これに加えて、

  • 希望する借入額が50万円を超える場合
  • 現在の個人貸付の合計額と希望する借入額の合計が100万円を超える場合
  • その他審査の上で必要となった場合

に「収入証明書類」を提出する必要があります。

収入証明書類に該当するのは源泉徴収票や確定申告書(のコピー)ですが、本人確認書類は提出できても収入証明書類が提出出来ない場合は審査に落ちてしまう可能性があります。

特に自営業の方は借入希望額が少なくても収入証明書類の提出を求められることがありますので注意してください。

仮に虚偽の内容で申し込みをしていた場合、収入証明書類の提出を求められてバレてしまう、というケースも多いです。

収入が安定していない

今更なことではありますが、お金を借りるには「安定した収入」が必要です。

これはほぼすべてのカードローンの利用条件として定められているものと言ってもいいでしょう。

ですが自営業の方や、仕事を始めたばかりの方などはどうしても収入が安定していないとみなされがちのため、毎月お給料をもらうスタイルの方に比べるとどうしても審査で不利になってしまいます。

こればっかりはなかなか改善といっても「収入を安定させる」という長期的な計画を達成するしかありません。

次にご紹介する理由とも関わりが深い理由とも言えますね。

勤続年数が短い

収入の安定と密接なかかわりがあるのがこの理由「勤続年数が短い」ことです。

なぜ勤続年数が短いと審査に不利であったり審査落ちしやすいのか…と言いますと、

  • 見込み年収が実際の年収と違う可能性がある
  • すぐに転職する可能性がある

という2つの懸念を審査する側(カードローン会社側)が持つからです。

申込みの段階でまだ1年以上勤務していない場合、年収は見込みとなります。しかし本当にその年収になるか判断出来ないため、審査が厳しくなります。

2つ目の理由も似たようなもので、勤続年数が短いと「転職を繰り返して収入が安定しない人かもしれない」と思われる可能性があります。

そのため、審査に落ちてしまう理由にもなってしまうんですね。

こちらの解決・対策は非常にシンプルで「勤続年数が1年以上になるまでできるだけ申し込まない」ことです。

最低でも半年、できれば1年以上勤続年数があると審査にペナルティを受ける可能性はぐっと下がります。

もしあなたが転職したばっかりでカードローンに申し込んでいるなら、もう少し時間をおいてみてはいかがでしょう。

在籍確認が取れない

カードローンでこれまた避けることが出来ないのが「在籍確認」です。

在籍確認とは、申込み時に記入した勤務先の情報が合っているか(申込者がその勤務先に本当に勤務しているのか)を確認するために勤務先に個人名で電話をかけるというものです。

カードローン商品の中には電話以外の方法で在籍確認を行うこともありますが、基本は電話で行われると思っておいていいでしょう。

この在籍確認にて、勤務先に勤めているという確認が取れなかった場合、それまでの審査に問題がなくとも審査に落ちることは普通にあります。

確認が取れなかった場合というのがどういうケースかと言いますと、自分以外の人が電話に出て「そんな人は弊社におりません」と、勤務していることを否定された場合です。

本人が電話に出た場合や、本人以外が電話に出ても「今は席を外しております」「本日は休みを頂いております」といった勤務していることがわかるような返答であれば在籍確認が取れたこととなり、問題ありません。

こちらの解決・対策方法は「申込みの時に間違いがないように勤務先の連絡先を記入する」「大代表ではなく部署への直通電話の番号を書く」といった、「在籍確認がきちんと取れるように確実な情報を記載する」ことが必要です。

信用情報に関係する否決の理由3つ

こちらの項目については「審査中にわかる理由」に該当するのですが、信用情報についてはちょっと別の項目として取り上げることにしました。

というのも、信用情報は審査の上で非常に重要なポイントであり、ここでひっかかるとそれまでは問題なくても一気に否決への道に進んでしまう可能性もあるからです。

それほどまでに、カードローンの審査では信用情報がとっても重要だと言えるんです。

信用情報について簡単に説明

とりあえず「信用情報」について簡単に説明しておきますね。

信用情報とは、「お金の借り方・返し方」についての客観的なデータのことを言います。

カードローンだけでなく住宅ローンもそうですし、クレジットカードの利用や、携帯電話の分割購入についても信用情報の範疇になります。

どのくらいのお金を借りていて、毎月どのくらい返済していて、あと何ヶ月で完済になるか…といった現在の返済状況にまつわるデータや、住所氏名、年収や勤続年数といったカードローンの申込時に必要になるデータについても保管されています。

こういった信用情報は日本に3つある「個人信用情報機関」にて管理されており、カードローン会社や銀行は審査の際に必要な情報を照会して、申込み内容との違いがないか、何かしらのトラブルを抱えていないかをチェックするわけです。

何かしらの金融事故を起こしている

信用情報が原因で審査に落ちる一番の原因は「金融事故」です。

金融事故とは、信用情報では「事故情報」あるいは「異動情報」に分類されるもので、

  • 自己破産
  • 任意整理
  • 代位弁済
  • 延滞

などなど、何かしらの理由でお金を返済しなかったり、あるいはお金を返済できず債務整理を行った場合に信用情報に登録されます。

よく「ブラックリスト入り」とカードローン関係やお金を借りる際の話題で見かけることがあるかと思いますが、金融事故を起こした状態こそが「ブラックリスト入り」なんです。

当然ながらブラックですとカードローンでお金を借りるのは絶対といっていいほど難しいので、素直に諦めるしかありません。

改善方法、対策としてはひたすら「事故情報が消えるのを待つ」だけです。5年~10年ほどという長い期間が必要になりますので非常に大変です。

いつ異動情報がついたのかなど、自身の信用情報を確認したい場合、手数料を払えば個人信用情報機関に情報開示してもらうことが可能になっています。

3つある中でも「株式会社シー・アイ・シー」がインターネット上ですぐに開示してもらえるので確認しやすいかと思います。

これまでクレジットカード等も一切使用したことがない

金融事故を起こしていなくても、お金を借りることが出来ないこともあります。

それは、ブラックとは対極にある「ホワイト」である場合です。

非常にややこしい話ではあるのですが、お金を借りすぎることでお金を借りることが出来ない、というのは道理としてわかりますが、お金をこれまで借りてこなさすぎたことでお金を借りられない、ということもあるんです。

信用情報には、カードローンなどの借入だけではなく、クレジットカードの利用や携帯電話の割賦購入の履歴(返済に関する情報)も登録されています。

そういったカードローン以外の履歴も一切ないものを「スーパーホワイト」と言い、このような状態の人もお金を借りるのが非常に困難なんです。

その理由は「債務整理をした可能性がある」からです。

自己破産などのなんらかの債務整理を行った場合、一定年数はお金を借りることはもちろん、クレジットカードの新規作成も出来なくなります(これまで使っていたカードも利用停止になります)。

ですので、信用情報の履歴が全く無く真っ白…ホワイトになってしまうというわけですね。

すべての人がそうではありませんし学生など若い場合はまた別ですが、30代や40代であれば、よほどの現金主義でもない限り今ではクレジットカードの1枚くらいは持っているのが普通だとも言えます。

最近では携帯電話を割賦購入することも当たり前になっていますし、そこで信用情報が登録されることもあるでしょう。

そのような年代の人が一切信用情報の履歴がない…というのは「もしかして自己破産などをしたからこのようになっているのでは?」と懸念されてしまうんです。

そのため審査に通りづらくなってしまうので、もしご自身がスーパーホワイトかも…と思われた場合、クレジットカードを新規で加入したり、携帯電話を割賦購入するなどして信用情報をスーパーホワイトから脱却するための行動が必要になります。

申し込みブラックになっている

カードローンの知識が少ない方や、心配性な方に多いのがこちら、「申し込みブラックの可能性」です。

ブラック、という単語が入っているために「もしかして数年間お金が借りられなくなる状態になっているの!?」と心配になる方もいると思いますが、そういうことはありませんので安心してください。

カードローンを申し込む方の中には「1社だけだと審査に可決するか心配だから、いくつか同時に申し込んでおけば安心かも」と複数申し込むケースがあります。

あるいは「A社に落ちちゃったから次はB社に申し込もう!」とすぐに行動するケースもあるでしょう。

こういった、短期間に複数のカードローンに申し込んだ場合、信用情報には「申し込みをした」という情報が登録されます。

審査の際にそれを見て「もしかして、お金に困っているからこれだけカードローンに必死で申し込んでいるのだろうか?」と思われてしまい、年収などの問題は全くなくても「もしかしたらこの人はヤバいかも」と敬遠されてしまうことがあります。

これが、「申し込みブラック」の正体です。

実際はブラック(金融事故などを起こしている状態)ではなくとも、意図的に敬遠されてしまうため便宜上ブラックと読んでいるだけなんですね。

この状態の解決方法は2つあり、1つは「半年間は新規に申し込まない」ことです。

これは申し込みに関する信用情報が最長6ヶ月で消去されることからきています。仮に同じ日に3社のカードローンを申し込んだという情報が登録されても、半年後であればその情報は消えているということです。

もう1つは、短期間(大体2週間~1ヶ月の間が目安です)のうち、申し込むのは2社までに抑えるという方法です。

3社、4社となると敬遠される可能性がありますが、2社程度であれば問題なしと判断してくれるところが多いためです。

本来は1社のみというのがベストですが、どうしても心配な場合や、できるだけ早くお金を借りたい場合は2社までに留めて申し込むことをおすすめします。

ちょっと気をつければ否決を回避できる!できることから試してみて

カードローンの審査に否決するのは決して嬉しいことではありません。

理由を教えてくれないことから、簡単に解決出来ない理由で否決されているのかもしれませんし、それとも何かしらの凡ミスで否決されたのかもしれません。

ただひとつわかっているのは、「なぜ審査に落ちてしまったのか」は自分で理由を見つけ出し、またそれを改善しなければ審査に可決する可能性は変わらないということです。

今回考えられる原因を挙げましたが、例えば申し込み内容の記載にミスがあるといったものであれば、見直しという簡単な解決方法があります。

勤続年数にしたって、すぐにお金を借りることは出来ませんが一定の期間が経てばチャンスが巡ってくるとも言えます。

逆に収入が不安定であったり、年収が少なすぎるといった理由であるならばすぐ改善は出来ないので難しいかもしれませんが、別の理由が潜んでいる可能性もあります。

自分が申し込んだときはどうだったかを思い出し、「もしかしたらこの理由で落ちたのかも」とわかったら、次はそれを改善出来ないかどうか検討してみましょう。

できることから気をつけてみるだけでも、審査結果が変わるかもしれませんよ。

閉じる
閉じる