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カードローンの金利の見方!「最高金利」と「最低金利」とは?

「どこのカードローンにしようかな…」と比較する際、絶対に外せないポイントのひとつは「金利」ではないでしょうか。

金利はカードローンとは切っても切り離せないものですし、できれば支払う利息は少なくしたい、と思うのは当然のことです。

しかし、金利を見る上で注意したいのが「最高金利」と「最低金利」があるという点です。

どうしても人はいいところを見てしまうため、「1.5%からお金を借りられるなんて、めっちゃ低金利!」と思ってしまいますが、実はそれはワナかも!?

本当にお得にカードローンを利用したいのであれば、絶対に知っておきたい「金利」の知識について今回はしっかりと解説していきます!

金利には「最高金利」と「最低金利」があることを知っておこう

まず最初に、金利には「最高金利」と「最低金利」があること、これを知っておくことはマストです。

例えば大手消費者金融である「プロミス」のフリーキャッシングの金利を見てみますと、「4.5%~17.8%」と記載されています。

プロミスでは17.8%が「最高金利」、4.5%が「最低金利」だということですね。

中には単一の金利のカードローンもある

この金利は各社が法律の範囲内で自由に決定しています。そのため、金利が1種類しかない商品もあります。

例えば「セブン銀行カードローン」の場合、利用限度額10万円~50万円の範囲内、全ての限度額に対して「15.0%」という金利が適用されます。

金利は自分で選ぶことは出来ない

プロミスのような最高金利と最低金利が決まっているカードローンの場合、基本的には金利を自分で選ぶことは出来ません。

審査によって決められた利用限度額に対して、これまた審査によって適用する金利を決めることになります。

ですので、同じ利用限度額であっても利用者によって金利が違う、ということは十分にありえます。

商品によっては、利用限度額によって金利が決められているカードローンも多いです。

例えば銀行カードローンの「みずほ銀行カードローン」の場合、以下のように審査によって決められた利用限度額によって金利が決まります。

10万円以上100万円未満 年14.0%
100万円以上200万円未満 年12.0%
200万円以上300万円未満 年9.0%
300万円以上400万円未満 年7.0%
400万円以上500万円未満 年6.0%
500万円以上600万円未満 年5.0%

商品、あるいはカードローンを提供する会社によって変わりますので、ホームページなどでチェックしてみてくださいね。

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本当に見るべきは「最高金利」!その理由とは?

ついつい見てしまうのは「最低金利」ですが、カードローンを比較する上で本当に見るべきなのは「最高金利」です!

…これは最初にも書いたことですが、それではなぜ最高金利をチェックするべきなのか、その理由をこのトピックでは解説していきたいと思います。

最低金利で利用できることはほぼ「ない」と言っていい

なぜ最高金利を見るべきなのか、その理由として一番大きいのは「最低金利で利用できる可能性はほぼないと言ってもいい」からです。

先程のみずほ銀行のカードローンの金利を見ていただくと、利用限度額が低い金額であれば適用される金利は高く、利用限度額が高く(大きく)なっていくほど反比例するように金利が下がっていることがわかるかと思います。

とはいえ、上記の表で金利5.0%で借りようと思ったら、利用限度額500万円以上でないとダメだということがわかります。

まずそこまでカードローンでお金を借りようと思うこともないでしょうし、なかなか500万円というのは審査にも可決しづらい金額です。

さらに、消費者金融の場合は「総量規制」という仕組みによって、カードローンで借りられる金額は「本人の年収の3分の1まで」と決められています。

みずほ銀行は総量規制の対象外ではあるものの、自主規制によって近いようなことはしていると思いますので、そう考えますと金利5.0%でお金を借りるのであれば、最低でも年収は1500万円必要であることがわかります。

「そこまで年収があるなら、わざわざカードローンでお金を借りていないよ!」…という方も、多いのではないでしょうか。

多くのカードローンでは300万円~800万円とかなりの額を借りることが可能ではあるものの、実際天井の利用限度額で利用している人はほとんどいないでしょう。

さらに、一定以上だからといって絶対に低くなるとも限らない

さらに厳しい話になってしまうのですが、仮に100万円を超える利用限度額だからといって、ぐっと金利が下がるか?という話でもないんです。

みずほ銀行のように利用限度額によって金利が細かく決められている場合は別ですが、プロミスなどのように「○○%~○○%」という表記しかない場合、法定金利に沿った金利でしか利用できないことがあります。

法定金利とはその名前の通り法律によって定められた金利です。消費者金融・銀行などのカードローンはもちろんですが、個人間のお金の貸し借りでも(そもそも金利をつけること自体が少ないでしょうが)適用されるんですよ。

法定金利は以下の通りで、100万円以上借りたとしても「15.0%」が上限となっているんです。

10万円未満 10万円以上100万円未満 100万円以上
年20%まで 年18%まで 年15%まで

そのため「利用限度額が150万円から、金利もかなり低くなるだろう!」と思っていたのに15.0%でしか借りられない…というのもおかしな話ではない、というのが恐ろしいところです。

全体的に最高金利が低いのは「銀行カードローン」

少しでもお得にお金を借りるにはどうするか?

とりあえず他のメリット・デメリットなどを一切考慮せずに「金利面」のみで考えるのであれば、「最高金利が低いカードローンを選ぶ」ことがベストとなります。

初めての方でも申し込みやすい大手消費者金融のカードローンと銀行や地方銀行、信用金庫のカードローンを比較した場合、最高金利が低い傾向にあるのは後者の「銀行などのカードローン」です。

消費者金融は最高金利が全体的に高めだが無利息期間がある

消費者金融は銀行などのカードローンに比べると、最高金利が高い傾向にあります。

ただその代わり銀行カードローンには数少ない「無利息期間」という、一定の期間利息が0円になるサービスを提供しています(新規申込時のみが基本)。

そのため、継続的に借り入れ・返済を続けるのではなく、一時的に借り入れをしてすぐに完済するというスタイルであれば、無利息期間のあるカードローンを選ぶ方がお得になる可能性もあります。

名称 利用限度額 金利 無利息期間
アイフル 800万円まで 3.0%~18.0% 30日(契約日の翌日より)
アコム 800万円まで 3.0%~18.0% 30日(契約日の翌日より)
ノーローン 300万円まで 4.9%~18.0% 7日間(利用日の翌日より、
再度利用可能)
プロミス 500万円まで 4.5%~17.8% 30日間(利用日の翌日より、
ポイントを貯めれば再度利用可能)
レイクALSA 500万円まで 4.5%~18.0% 5万円まで180日間、または
全額30日間(契約日の翌日より)
※キャンペーン中は60日間

中には繰り返し無利息期間を利用できるところもありますので、借入額や返済(完済)までの期間のめどがある程度ついている方であれば、こちらのほうがお得に利用できる可能性が十分にあります。

ただ、継続的に借りたり返済したり…という使い方をする場合は、元の金利が低いほうがお得になることもありますね。

銀行系のカードローンは金利は低いが条件が厳しいことも

銀行などのカードローンは金利は消費者金融よりも低めのところが多いですが、無利息期間がないところが多いです。

無利息期間があるところは金利が高めの設定になっていますね。

名称 利用限度額 金利 無利息期間
みずほ銀行 800万円まで 2.0%~14.0% なし
三井住友銀行 800万円まで 4.0%~14.5% なし
三菱UFJ銀行 500万円まで 1.8%~14.6% なし
楽天銀行 800万円まで 1.9%~14.5% なし
レイクALSA 1000万円まで 2.5%~18.0% 30日間(初回利用日の翌日より)

金利の差ってどれだけ響く?簡単に計算してみた

ここまで金利について色々とみてきたものの、「実際にお金を借りた時、金利の差ってどれだけ響くのか?」という点に疑問が残る、という方もいるのではないでしょうか。

金利の差は借入金額が少なければ少ないほど感じにくく、逆に借入金額が大きくなればなるほど感じるようになっています。

少額でも差がないわけではありませんが、大きいと顕著に感じる、といった感じですね。

そこで、このトピックでは借入金額をいくつかピックアップし、消費者金融の最高金利に多い「18.0%」と、銀行のカードローンの最高金利に多い「14.6%」、地方銀行などのカードローンでたまに見る、かなりの低金利と言える「10.0%」でそれぞれ計算してみました。

利用限度額10万円で30日間借りた場合

10万円を借りたケースです。こちらは非常に現実的な借入額と言えるのではないでしょうか。

借入金利 借入総額 利息額
18.0% 101,479円 1,479円
14.6% 101,199 1,199円
10.0% 100,821円 821円

10.0%と18.0%でも2倍も差はついていません。消費者金融のカードローンと銀行カードローンではほとんどこのくらいですと差がないことがわかりますね。

利用限度額30万円で30日間借りた場合

続いて30万円です。こちらもまだまだ現実的な借り入れ額でしょう。

借入金利 借入総額 利息額
18.0% 304,438円 4,438円
14.6% 303,600円 3,600円
10.0% 302,465円 2,465円

多少差は見えてきたものの、やはり30日ではそう大きな差は開きません。

利用限度額50万円で30日間借りた場合

次に50万円です。各社で収入証明書類の提出が必要になるなど、借り入れにひとつのハードルがプラスされる借入金額となっています。

借入金利 借入総額 利息額
18.0% 507,397円 7,397円
14.6% 506,000円 6,000円
10.0% 504,109円 4,109円

このあたりから「差」を感じるでしょうか?30日間とはいえ、19.0%と14.6%でも1000円以上の差がついています。

利用限度額100万円で30日間借りた場合

限度額100万円の場合、法定金利が「15.0%」と決まっていますので、銀行カードローンと差がほとんどなくなります。

とはいえ、銀行カードローンの場合100万円を超えるともう一段階金利が低くなる傾向にありますので実際にはもっと差は出ると考えていいでしょう。

借入金利 借入総額 利息額
15.0%(18.0%) 1,012,328円 12,328円
14.6% 1,012,000円 12,000円
10.0% 1,008,219円 8,219円

借入額が少ない、あるいは100万円くらいになれば大きな差は少ないかも

借入額が少額である時、あるいは金利が15.0%を超えることがない100万円であれば、金利が高いと言われている消費者金融のカードローンであっても、銀行カードローンとそう大きな利息差にならないかも?といったところでしょうか。

とはいえやはり商品による、商品であっても審査結果による(利息に幅がある場合)、一括完済をするのか、繰り上げ返済もプラスしていくのか…など、利息の決まり方だけでなく返済方法でも利息の総額は変わります。

なので、「どういう方向性でいくかは決めていないけれど、少しでも利息を少なくしたい」というのであれば、やはり金利が低いカードローンを選ぶことが安牌かな、と言えそうですね。

最高金利は大体統一されている。使いやすさなども合わせて選択を!

最高金利は、消費者金融であれば18.0%、銀行であれば15.0%…というように、だいたい統一されています。

そこから「即日融資を受けたい」「いつでも口座振込でお金を借りられるようにしたい」など、自分が希望する使い方・借り方など「プラスアルファ」を満たす商品を探す…という形になるでしょう。

いくら金利が低いからといって、利便性が低いカードローンを申し込んでも「なかなかお金を借りられない…」なんてこともあります。

金利は確かに大事なポイントではありますが、それ以外の面もきちんと吟味し、自分が使いやすいカードローンを選ぶことが大切です。

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