川崎信用金庫なら、3つの商品から自分に合うキャッシングが可能!
大手消費者金融などのカードローンに比べると、地方の金融機関のカードローンは種類が多い傾向にあります。カードローン商品の数が4つ、5つあっても珍しいことではありません。
しかし、カードローンというのは種類が多ければいい…というわけでもありません。
それぞれが全く違う傾向のものではなく似通った内容の商品が多く、選ぶ側としては「どの商品を選べばいいかわからない」となってしまうからです。
しかし、今回ご紹介します「川崎信用金庫」のカードローンは3種類、それぞれ全くカラーが違うので「選ぶのに迷わない」という素晴らしい特徴があるんです。
もちろんどの商品も低金利!魅力に溢れた3つのカードローンをご紹介します。
申し込む前に!知っておきたい信用金庫の注意点
低金利の商品もある川崎信用金庫のカードローンですが、「よし申し込もう!」と思ってもすぐに申し込めるわけではありません。
というのも、川崎信用金庫はいわゆるプロミスやアコムといった消費者金融のカードローンや、みずほ銀行や三井住友銀行といった全国ネットの銀行と違い、色々と違いがあるからなんです。
一番大きな、唯一の違いといっていいのが「営業地区」です。
川崎信用金庫に限らず、全国にある信用金庫・地方銀行は営業区域に居住、あるいは勤務している人しか対象にカードローン商品を利用してもらうことができないんです。
なので、営業地区外に住んでいる、勤務しているという方は利用ができないんですね。
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川崎信用金庫の営業地区は神奈川県と東京都
それでは、川崎信用金庫の営業地区はどこなのか…といいますと、神奈川県と東京都の、以下に該当する地区です。
神奈川県 | 川崎市、横浜市、藤沢市、鎌倉市、大和市、相模原市、厚木市、 海老名市、座間市、綾瀬市、横須賀市、逗子市、三浦郡葉山町 |
---|---|
東京都 | 大田区、世田谷区、品川区、目黒区、港区、千代田区、渋谷区、 中央区、町田市、稲城市、狛江市、調布市、府中市、多摩市、八王子市 |
上記の地区内において
- 居住している方
- 事業所を有する方
- 事業所に勤務している(会社役員も含む)方
であれば川崎信用金庫の会員となる(=口座を開設する)ことができます。
例えば千葉県に住んでいても、勤務先が東京の港区であれば会員の資格を有している、といえるわけですね。
契約が途中で打ち切られることもある
審査に可決してカードローンの契約を行えたとしても、契約の更新が行われなかったり、利用に制限がかけられることもあります。
契約更新時満70歳以上 | 契約更新なし |
---|---|
川崎信用金庫が不適格と判断 | 契約更新なし |
契約後に転居・転勤などで営業区域外となり会員資格を喪失 | 利用の制限 |
保証会社の途上審査にて信用情報が著しく悪化 | 利用の制限 |
川崎信用金庫ではカードローンの更新は基本3年ごとに行われますが、問題がなければ自動更新となります。
更新されなかった場合、上記の条件に当てはまっている可能性があるというわけです。
川崎信用金庫には3つのカードローンがある
これを踏まえて、川崎信用金庫のカードローン商品を観ていきたいと思います。
川崎信用金庫には3つのカードローンがあり、利用条件や使い方などがそれぞれ違います。
ですのでより「自分に合っている」カードローンを見つけやすい、といえるのではないでしょうか。
ベーシックな使い方が可能な「カードローン」
それでは早速ご紹介していきましょう。
最初にご紹介する商品は非常にベーシックといえる内容の、名前もそのまま「カードローン」です。
一般的なカードローンとして想像する使い方ができますので、「とりあえず1つカードローンを契約したい」という方にオススメできる商品です。
利用条件は特別難しいものはなし
「カードローン」の利用条件はこちらになります。
- 川崎信用金庫の会員資格を有する方
- 契約時の年齢が満20歳以上65歳未満の方
- 安定して継続した収入がある方
- 公的な健康保険に加入している方
- 一般社団法人しんきん保証基金の保証が受けられる方
- 個人信用情報に事故情報がない方
- 反社会的勢力に属していない方
非常に数が多いので「利用条件が厳しいのかな?」と思われた方もいるかもしれませんが、目を通していただくと特別難しい・面倒な条件はありません。
川崎信用金庫の会員になることができ、安定した収入があれば問題なく利用条件を満たせるでしょう。
多少補足しておきますと、「個人信用情報の事故情報」というのはいわゆる「金融ブラック」です。
他のカードローンを利用していてその返済が滞っていたり、ここ2~3年以内に自己破産や任意整理などの債務整理をしている場合、「金融事故」として個人信用情報に登録されている可能性があります。
特別金銭のトラブルなどがなければ問題ありませんが、携帯電話本体の代金を毎月の携帯電話の料金と一緒に支払っている場合、携帯電話料金の支払いが滞っているとブラックになっている可能性がありますので注意しましょう。
自分の個人信用情報がどうなっているか気になる…という方は、信用情報を開示してもらいましょう。
川崎信用金庫の場合「シー・アイ・シー」と「日本信用情報機構」というところで信用情報を照会しています。
本人であれば、どのような信用情報が登録されているか開示してもらうことが可能で、インターネット上ですぐに情報を閲覧できます。
お金は1,000円程度かかりますが、不安を解消すると考えれば安いものですから、チェックしてみてはいかがでしょうか。
3つのコースから選べる。金利は100万円が安い
こちらの商品では、利用限度額は30万円・50万円・100万円の3コースから選ぶことができます。
選んだコースによって適用される金利が違い、100万円コースであれば13.6%、それ以外は14.6%となります。
利用限度額 | 適用金利 |
---|---|
30万円コース・50万円コース | 14.6% |
100万円コース | 13.6% |
30万円・50万円の2コースの金利については銀行などの金融機関のカードローンの金利としては平均的な数字ではありますが、100万円コースの13.6%は利用限度額に対して低めの金利設定と言えます。
多くの場合「100万円以下で14.6%」となることが多いため、そこから1%も低いのはお得な印象がありますね。
返済は毎月10日!コースごとに返済額が変動
返済は毎月10日固定です(休業日の場合翌営業日)。
返済方法は口座からの引き落としとなり、川崎信用金庫の普通預金口座を利用します。
返済金額はコースごとに異なり、30万円コースであれば1万円、それ以外のコースですと1万5千円となります。
借入残高にかかわらず(返済額より借入残高の方が少ない場合は除きます)この金額を返済しなければなりませんので、お財布がピンチのときは注意しましょう。
コース | 定額返済額 |
---|---|
30万円コース | 10,000円 |
50万円コース | 15,000円 |
100万円コース | 15,000円 |
また、この毎月の返済とは別に、繰り上げ返済をすることも可能ですが、利息の返済はできません。
例えば3万円お金を借りていて利息が700円ついている場合、3万円を返済することはできますが、700円の返済はATMからは出来ないということです。
仮に利息も含めて返済(完済)したい場合は店頭での返済のみとなります。
申し込みはインターネット、あるいはFAXで可能。契約は店頭
カードローンの申し込みは、インターネットまたはFAXで行えます。
申込みの際は、以下の書類が必要になりますので事前に用意しておきましょう。
- 運転免許証(ない場合はパスポート・顔写真付住民基本台帳カード・マイナンバーカードなど)
- 健康保険証など
- 昨年の年収を証明できる書類(住民税課税決定通知書、納税証明書、源泉徴収票、確定申告書等のいずれか)
インターネットで申し込む場合、川崎信用金庫のホームページから、手順に沿って仮審査の申し込みを行います。
FAXで申し込む場合も同様に、ホームページにて仮審査申込書をプリントし、FAXにて送信します。
どちらも後日取引希望店より電話にて申込内容の確認及び本人確認のため、電話による連絡があります。
審査が完了したら、取引希望店より電話にて電話による連絡があります。
審査に可決していた場合は正式申込みの手続きを行うのですが、その際店頭に出向く必要があります。
このタイミングで必要書類、そして普通預金口座の印鑑を持参しましょう。
残念ながら、WEB上で契約まで可能というわけではなく「申込みはネットで可能、ただし契約は店頭で」というスタイルになっています。
ピンチへの備えにおすすめ!「総合口座型カードローン」
次にご紹介します商品は「総合口座型カードローン」です。
一般的にカードローンと言えば、発行されたカードを利用してATMからお金を借りる…という使い方が考えられるかと思いますが、こちらの商品はそのような使い方とは異なります。
口座に紐付ける「自動貸越機能」のカードローン
この商品は「自動貸越機能」によってお金を借りるタイプのカードローンです。
自動貸越機能とは、紐づけした口座から引き落としをしたり、預金の引き出しをした場合、引き落とし(または引き出し)する金額が預金の残高よりも多い場合に、不足分を自動的に借入(貸越)してくれるという機能です。
本来であれば残高不足で引き落としが出来ない、となるところを不足分を借り入れることで問題なく引き落とししてくれるというわけですね。
一般的なカードローンに比べると少々使いづらさがあるものの、「普段はお金を借りるつもりはないけれど、万が一のために備えておきたい」という方にオススメの商品かと思います。
利用条件は「カードローン」と同じ
総合口座型カードローンの利用条件は、1つ目に紹介しました「カードローン」と全く同じです。
なので、7つの条件ではあるものの、特別それらが難しいもの…というわけではありません。
- 川崎信用金庫の会員資格を有する方
- 契約時の年齢が満20歳以上65歳未満の方
- 安定して継続した収入がある方
- 公的な健康保険に加入している方
- 一般社団法人しんきん保証基金の保証が受けられる方
- 個人信用情報に事故情報がない方
- 反社会的勢力に属していない方
利用限度額は100万円まで。金利はかなり低め!!
利用できる限度額は最高で100万円までです。
口座の預金が0円になってもここまでお金を借りることができる、というのは非常に安心出来ますね。
もちろん最高が100万円というだけであって、必ず100万円で契約できるわけではありませんのでその点はご注意ください。
利用限度額 | 適用金利 |
---|---|
最大100万円 | 8.0% |
金利は8.0%とかなり低い設定となっています。
もちろん8.0%という金利はカードローンの中でも見ないわけではありませんが、100万円が上限としている、借入としては「小額」に分類される限度額でこの金利というのはなかなか見られません。
この形のカードローンはATMですぐに現金をキャッシングできるわけではありませんが、備えとしてもこの低金利であれば安心だと考えられる方は多いのではないでしょうか。
毎月の返済はなし。その分返済には注意して!
こちらの商品は、返済についても「カードローン」とは全く異なっています。
一番大きく違う点として、「毎月決められた返済」がありません。
紐づけされた預金口座に入金することによって「返済」という扱いになります。「随時返済」しか利用できない、と考えていただければわかりやすいかと思います。
例えばこの商品を利用して10万円借りたとしますと、その時点で預金残高は「-10万円」となります。
その後その口座に3万円入金した場合「返済」とみなされ、預金残高が「-7万円」となります。
また、利息がつくタイミングも年2回の「3月」および「9月」の第3日曜日の翌営業日と決められています。
年2回、このタイミングで半年分の利息がどすんと加算される、というわけですね。
随時返済なので、お金に余裕があるときに沢山返済し、少々厳しいときには返済をしないなど、自分の財政状況に合わせてメリハリのある返済をできるのはメリットなのですが、ついつい返済を後回しにしてしまうと利息がどんどんかさんでしまいます。
当然ながら年2回の加算は、利息分も含めてさらに利息がつく形ですので、放置していると「こんなにお金を借りていたっけ?」というくらいに膨らんでしまいますし、借入金額が限度額を超えたらそれ以上の貸付は出来ません。
随時返済でいつでも返済できるとはいいつつも、できるだけ早く返済してしまうほうがいいでしょう。
申し込みの流れも「カードローン」と同じ
「総合口座型カードローン」の申し込みから契約の流れについては、「カードローン」と同様です。
仮申込 | インターネットまたはFAXにて申し込みが可能。 どちらも川崎信用金庫のホームページから利用可 |
---|---|
審査 | 審査結果は取引希望店から電話にて行われる |
正式申込 | 必要書類及び普通預金口座の印鑑を持参して取引店にて正式契約 |
必要書類も「カードローン」と同様で、以下の3種類となります。
- 運転免許証など
- 健康保険証など
- 収入を証明できる書類
住宅ローン利用者が利用可能「大型カードローン」
3つ目の商品は、川崎信用金庫にて住宅ローンを利用している方のみが利用できる「大型カードローン(かわしん住まいるカードローン)」です。
他の2つの商品と違い、利用できる方が限られているのがデメリットと言えますが、その分金利などが優遇されている商品となっています。
利用条件も流石に厳し目のものに
住宅ローンを利用している方専用とはいえ、条件は他の2商品に比べると厳しいものとなっています。
- 川崎信用金庫の会員資格を有する方
- 契約時の年齢が満20歳以上65歳未満の方
- 川崎信用金庫の住宅ローンを利用しており、前年の年収が300万円以上の方
- 公的な健康保険に加入している方
- 一般社団法人しんきん保証基金の保証が受けられる方
- 個人信用情報に事故情報がない方
- 反社会的勢力に属していない方
具体的には年収300万円以上という点ですが、厳しいとは書きましたものの、住宅ローンを利用している方であればとても厳しい、ということはないと思います。
利用限度額は高め。金利が低いのはさすが
利用限度額は200万円コースと300万円コースの2つがあります。
利用限度額 | 適用金利 |
---|---|
200万円コース | 7.0% |
300万円コース | 6.0% |
さらに金利は200万円コースであれば7.0%、300万円コースであれば6.0%とかなりの低金利です。
さすが住宅ローン利用者専用のカードローンだと言えるでしょう。
返済額は借入残高によって変動。最高4万円
返済額は借入残高によって変動し、利用限度額は関係ありません。
最低の返済額は「3,000円」、最高の返済額は「40,000円」となっており、かなりの幅がありますね。
インターネット申し込みは不可。要問い合わせ!
もともと利用条件が他の2商品とは違う、こちらの大型カードローン。
そのため、インターネットやFAXからの仮申込は残念ながら出来ません。
電話、あるいは店頭にて問い合わせて詳細を確認するのが確実かと思います。
また、必要書類については他の2商品と同様、以下の3点となります。
- 運転免許証など
- 健康保険証など
- 昨年の年収を証明できる書類
全く毛色が違う3つの商品、目的別で選びやすい!
川崎信用金庫のカードローンは、それぞれが他の商品と違う明確な特徴があるため、非常に「選びやすい」ラインナップとなっています。
基本的な使い方をしたいのであれば「カードローン」ですし、万が一の備えとして契約をしておきたいというのであれば「総合口座型カードローン」が金利も低くベストでしょう。
条件こそ厳しいですがそれをクリアしており、より低金利でカードローンを利用したいというのであれば、「大型カードローン(かわしん住まいるカードローン)」がベストな選択肢です。
似たようなタイプの商品が揃っているわけではなく、全く違うタイプが並んでいるので「どの商品を選べばいいのか悩む」ということは少ないかと思います。
いずれの商品も低金利ですし、川崎信用金庫の口座を持っているのであればもちろんのこと、持っていない方でも会員の資格がある方であれば、一考の価値あり!といえるカードローンラインナップになっていますよ。