カードローンを選ぶ基準のひとつ「借入金利」について学ぼう
カードローンに限ったことではありませんが、お金を借りる上で重要視したいものはやはり「金利」ではないでしょうか。
お金を借りることに対して詳しい方はもちろんのこと、そんなに詳しいわけではない方でも「金利は低いほうがいい」となんとなくの知識でご存知なのではないかと思います。
このカテゴリーでは、
- 借入金利について詳しく知りたい!
- 金利が低いカードローンを知りたい!
という方に向けた記事を集めています。
金利に興味がある方…ほとんどかと思いますが、このページでも軽くまとめていますので、見てみてくださいね。
「借入金利」って何?改めておさらいしよう
さて、まずは「借入金利(借入利率)」とはなにか?というところからおさらいしましょう。
お金を企業から借りる上で、絶対に外せない項目のひとつです。
お金を返済する時に支払う「利息」を決める数字
お金を借りたら、当然ですが返済しなければなりません。
「借入金利」とは、その返済時に「お金を借りた対価として上乗せするもの」、つまり「利息」を導き出すための数字だと言えるでしょう。
表記されている金利は基本「年率」で、カードローンではそれを365日で割り、1日分の利息額を算出します。これを「日割り」といい、その式は
となります。
これだけではわかりにくいかもしれませんので、具体的な数字を入れてみましょう。
借りている金額を10万円、借入金利を15%として計算しますと
となり、1日41円の利息がつくことがわかります。
1週間ですと×7で287円になりますね。
金利が高ければ利息が大きく、低ければ少なくなる
当たり前の話ですが、金利が高ければ1日の利息額が大きくなりますし、低ければ少なくなります。
だいたいの金利の平均としましては以下の表の通りです。
「1日分の利息という項目」では、10万円を借りた場合を想定しています。
ただし、金融機関、特に地方銀行や信用金庫は金利に非常にばらつきがあるため、一概にこのくらい…と言えないのが実情です。
平均的な金利 | 1日分の利息 | |
---|---|---|
大手消費者金融 | ~18.0% | 49円 |
大手銀行 | ~15.0% | 41円 |
地方銀行・信用金庫など | ~14.0% | 38円 |
低金利信用金庫など | ~12.0% | 32円 |
金利が低ければ、1日分の利息もきちんと少なくなっていることがおわかりいただけるかと思います。
金利だけで選ぶのはよくない!きちんと利便性もチェックするべき
当然金利が低いほうが支払う利息が少なくてすむ!というのは常識ではあるのですが、金利だけで選ぶことはオススメしません。
と言いますのも、先程の表を見ていただければわかります通り、金利18.0%と12.0%、その差は6%ではありますが、1日の利息の差とすれば17円しかありません。
確かにこれが何年も続くとなると大きな差になりえるのですが、1週間で全額を返済すると考えているのであれば、そこまで大きな差は出ないんです。
金利18.0%で1週間お金を借りた場合の利息額は「345円」、12.0%で借りた場合の利息額は「230円」となり、缶コーヒー1本分くらいの差となっています。
もちろん1円でも利息を少なくしたい!という方は金利が低いカードローンを選ぶべきですが、そのために
- 審査完了までに1週間ほどかかる
- 契約手続きのために店頭までいかなければならない
- 振込での借入が出来ない
などの、利便性を犠牲にしてしまうのは正直あまりおすすめしません。
借入スタイルにもよるものの、返済を毎月、1年以上続けていくような場合はより「利便性(使いやすさ)」を重視すべきかと思います。
【おすすめの記事】
低金利で利用しやすい!「イオン銀行カードローン」のキャッシング
借入金利の表記は大きくわけて3種類。その違いは?
ご自身でカードローンの金利を比較する場合、その金利の「見方」を知っておく必要があると言えます。
金利をチェックする上で外せない部分なので、しっかりと知っておきましょう!
パターン1:最低金利と最高金利のみ表記
1つ目のパターンは、「最低金利と最高金利のみ表記している」ものです。
例えば「プロミス」の貸付条件には
融資額 | 借入利率 |
---|---|
500万円まで | 4.5%~17.8% |
とのシンプルな表記のみで、審査結果が出るまでどの金利で利用できるかはわかりません。
また、同じ利用限度額であっても金利が15.0%の方もいれば12.0%の方もいる…といった可能性も考えられます。
この表記は消費者金融のカードローンに多く、金利での比較というよりは使いやすさやサービス面といった、別の部分での比較に比重が置かれるかもしれません。
パターン2:限度額によって金利に一定の範囲がある
2つ目のパターンは「利用する限度額によって、金利に一定の範囲がある」ものです。
ちょっとこの文章だけではよくわからない…という方もいると思いますので、こちらも具体例をご紹介したいと思います。
「楽天銀行」のカードローン、楽天銀行スーパーローンはこのパターン表記になっており、利用限度額によってこの範囲内の金利になると大まかな目安が提示されていることがおわかりいただけるかと思います。
融資額 | 借入利率 |
---|---|
100万円未満 | 14.5% |
100万円以上200万円未満 | 9.6%~14.5% |
200万円以上300万円未満 | 6.9%~14.5% |
300万円以上350万円未満 | 4.9%~12.5% |
350万円以上500万円未満 | 4.9%~8.9% |
500万円以上600万未満 | 4.5%~7.8% |
600万円以上800万未満 | 3.0%~7.8% |
800万円 | 1.9%~4.5% |
利用限度額によって自分がこの範囲の金利になる、ということが申し込む前にわかるので、パターン1よりも金利比較がしやすいかと思います。
とはいえ、その範囲の最低金利(一番低い金利)が適用されることはそう多くなく、基本は最高金利(一番高い金利)での比較をオススメします。
今回の例では、200万円以上300万円未満までは設定上の最高金利である「14.5%」になる可能性が高い、と考えておいたほうがいいですね。
「レイクALSA」などの一部の消費者金融カードローンと、今回の楽天銀行の他に「三菱UFJ銀行」「三井住友銀行」「イオン銀行」など多くの銀行カードローンがこのパターンを採用しています。
パターン3:利用限度額によって金利がきっちり決まっている
最後のパターン3は、パターン2の亜種とも言えるもので、利用限度額によって金利が決まっており一切のゆらぎがないタイプです。
具体例として「みずほ銀行」のカードローンの金利を見てみましょう。
融資額 | 借入利率 |
---|---|
10万円以上100万円未満 | 14.0% |
100万円以上200万円未満 | 12.0% |
200万円以上300万円未満 | 9.0% |
300万円以上350万円未満 | 7.0% |
350万円以上500万円未満 | 6.0% |
500万円以上600万未満 | 5.0% |
600万円以上800万未満 | 4.5% |
800万円 | 2.0% |
先程の楽天銀行と比較していただくとわかりやすいかと思いますが、利用限度額の範囲内で適用される金利が1種類なので、一番比較がしやすい形の金利表記となっています。
「セブン銀行」など一部の銀行カードローンも取り扱っていますが、信用金庫や地方銀行といった、地方の金融機関のカードローンがこのパターンであることが多いですね。
金利の詳しい見方やポイントは個別記事にて紹介!
こういった、金利の詳しい見方(比較する方法)や無利息期間のあるカードローンとの比較などは個別記事にてさらに詳しく紹介しています。
より金利が低いカードローンやしっかりと比較をしたい!という方は是非ご覧ください。
どこがオススメ?個別記事で紹介しているカードローンは?
このカテゴリーでは、個別記事にていくつかの「低金利なカードローン」もご紹介しています。
「あまり探すのが得意じゃないけど…」という方や、「とりあえずどんな低金利のカードローンがあるのか知りたい!」という方は是非参考にしていただければと思います。
もちろん金利ではなく、そのカードローンを利用する際のメリット(便利な点)や、デメリット(ちょっと使いづらかったりする点)もあわせて解説していますよ。
このトピックでは、そんな個別記事で紹介していますカードローンや借入方法について、さらりとですがご紹介したいと思います。
メジャーどころの低金利カードローン
どなたでも利用しやすい、名前も知っていて安心!なメジャーどころの低金利カードローンをご紹介しています。
具体的には先程金利の例として出しました「みずほ銀行」のカードローンと、「住信SBIネット銀行」のカードローンなどです。
地域が合っていればお得!地方金融機関のカードローン
カードローンの金利は、実は全国ネットのところよりもその地方に密着した金融機関のほうが低いことが多いんです。
地方銀行や信用金庫など、その地域に住んでいる、あるいは勤めている方しか利用こそすることが出来ませんが、その分個性的であったり、驚くほどの低金利(10%未満など)で借りられるケースも少なくありません。
すべての地方金融機関のカードローンを個別記事にて網羅しているわけではありませんが、「これはお得!」と思える厳選したカードローン情報を掲載していますので、他の地域にお住まいの方でも参考になるのでは、と思っています。
ちょっと変わり種だけど低金利な借入・カードローン
また、ちょっと変わり種と言える借入方法やカードローンについても個別記事でご紹介しています。
例えば「労働金庫」が提供しているカードローン「マイプラン」。労働金庫と言うと労働組合に入っていないと利用できないイメージがあるかもしれませんが、そんなことはなく一般勤労者(どこかにお勤めの方)でも利用できます。
超超!低金利といえるカードローンなので、ぜひとも個別記事でチェックしていただきたいカードローンです。
また、生命保険に入っている方も多いと思いますが、その保険を担保としてお金を借りることもできちゃいます。
カードローンとは違うシステムではありますが、急にお金が必要になったり、カードローンではなくてもできるだけ低金利でお金を借りたいという方はぜひ目を通してみていただきたいですね。
借入金利はお金を借りる上で重要!しっかり知識を入れよう
借入金利がすべてとは言いませんが、お金を借りる上で非常に重要なポイントであることは間違いありません。
金利の見方や、利息の計算方法などを知っておくことで「自分の借り方ならこっちのカードローンのほうがお得かな」と判断できることもありますから、知識として持っておくことでよりお得なカードローンを見つけやすいとも言えますね。
個別記事ではそういった金利の見方、そして低金利のカードローンの紹介など多岐にわたった「金利」に関するものを集めています。
これからカードローンの利用を考えている方も、既に利用していて別のカードローンにしてみようかな…と思っている方にもお役立ちな情報が詰まっていますので、よろしければチェックしてみてください!
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