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消費者金融よりも低金利な銀行カードローン!利用の際の注意点

「より低金利なカードローンを探したい」というのであれば、その候補として「銀行カードローン」をオススメします。

カードローンについて調べたことがある方であればおわかりかとは思いますが、アイフルやプロミスといった、大手消費者金融のカードローンに比べると、銀行カードローンのほうが最高金利が低い設定になっていることが多く、お得に利用しやすいんです。

しかし、銀行カードローンは2018年からの自主規制の強化により「今までは大丈夫だったのにそうじゃなくなった」ことも増えていますので、今だからこそ改めてしっておきたい、銀行カードローンを利用する際の注意点についてご紹介したいと思います。

改めて確認!銀行カードローンの特徴・メリットとは?

改めて、銀行カードローンの特徴や利用する際のメリットについてご紹介しましょう。

この記事では銀行カードローンとひとまとめにしていますが、「銀行(地方銀行を含む)・信用金庫」といったいわゆる「金融機関のカードローン」を指すと考えてください。

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最高金利が消費者金融に比べて低めの設定が多い

やはり大きな特徴として挙げられるのが、最高金利が低めという点でしょう。

多くの消費者金融の最高金利(設定金利の中で一番高い金利)が18.0%であることが多い中、メジャーな銀行カードローンの最高金利は下記のようになっており、その差は3%以上となっています。

みずほ銀行カードローン 14.0%
三井住友銀行カードローン 14.5%
バンクイック(三菱UFJ銀行) 14.6%
楽天銀行スーパーローン 14.5%
イオン銀行カードローン 13.8%
セブン銀行ローンサービス 15.0%

借入金額が少額であれば大きな差とはなりづらいものの、それでも支払う利息額は少なくなるため低い金利のほうがいい!という方は多いでしょう。

利用状況によってさらに金利が低くなることも

さらに、利用状況によってさらに金利が低くなることもあります。

例えば「住信SBIネット銀行」のカードローン商品「ミスターカードローン」では、

  • 住信SBIネット銀行指定のミライノカード(JCB)を所有し、住信SBIネット銀行の口座を引き落とし口座に設定している
  • SBI証券口座保有登録済、あるいは住信SBIネット銀行の住宅ローンの残高がある

といった条件を満たしている場合、金利がそれぞれ0.1%、0.5%引き下げされます。

地方銀行のカードローンでは「公共料金の引き落とし口座に設定」「給与あるいは年金の振込口座に設定」といった、もっと簡単な条件で金利を引き下げてくれるところもあります。

もっとダイレクトに「住宅ローン利用者専用カードローン」という商品を提供しているところもあります。一般的なカードローンよりも金利が大幅に引き下げられているのでお得に利用が出来ます。

「口座貸越サービス」を提供しているところもある

全てのカードローンがそう、というわけではありませんが、中にはプラスアルファの機能として「口座貸越機能」をつけてくれるカードローンもあります。代表的なのはみずほ銀行カードローンですね。

口座貸越機能とは、口座からお金を引き出した際に不足分がある場合、その不足分を自動的に借り入れしてくれる機能です。

例えば口座に5万円しかない場合に10万円を引き出すとします。本来であれば口座には5万円しかありませんから、お金を引き出すことは出来ません(出来ても5万円までとなります)。

しかし口座貸越機能があれば、不足分の5万円を自動的に借り入れし、10万円引出すことが可能です。

現金を引き出す時だけでなく、家賃の引き落としなどの口座引き落としの際の不足分も自動で借り入れしてくれるので、「引き落としが出来なくてトラブルになった」なんてことを防止できます。万が一の保険としても便利ですね。

銀行のカードローンの中には、この口座貸越タイプのカードローンも多く存在し、特に地方銀行で採用されていることが多いです。

このタイプの特徴は返済日が特別限定されておらず、口座に入金(預金)することで返済となる点です。利息は半年にに一度、まとめて口座から引き落とされます。

注意点1:即日融資を受けることはできなくなった

それでは銀行カードローンを利用する際の注意点の紹介に入っていきましょう。

1つ目はかなり重要とも言える項目、「即日融資」についてです。

以前は銀行カードローンでも即日融資を受けることが可能でしたが、2018年から銀行カードローンで即日融資を受けることは難しくなりました。

最短でも翌日、だいたい2~4日くらいかかると思っておいたほうがいいでしょう。

自主規制の強化によって、審査に時間がかかるように!

これまでは保証会社の保証を受けることができれば銀行カードローンの審査は完了し、即日融資も出来るようになっていました。

しかし最近の銀行カードローンの貸しすぎが問題となってきており、銀行カードローンは自主規制を強めることとなったんです。

具体的には、保証会社の審査にプラスして、銀行から預金保険機構を通して警察庁のデータベースを利用し、申込者が反社会的勢力に属していないかなど問題がないかどうかを調べるという手順が加わりました。

このデータベースの照会に時間がかかるため、即日融資ができなくなってしまった、というわけです。

そのため仮審査は30分とこれまでと変わらない短時間で完了しても、本審査では数日かかる…ということも珍しくありません。

地方銀行などでも同様!スピード重視なら消費者金融を

これはメジャーな銀行だけというわけではなく、地方銀行などの比較的小規模な金融機関でも同様に行われることとなりました。

そのため、即日融資が必要などスピード重視であるなら、消費者金融を利用するしかないのが現状です。

注意点2:その銀行の口座を保有していないと利用できないことが多い

2つ目の注意点としては、銀行カードローンを利用する際に、その銀行の普通預金口座を保有している必要があるケースが多いことです。

消費者金融はそもそも金融機関でないため、そのような制限(利用条件)はありませんが、金融機関の場合は口座を持ってもらうことはプラスになりますので、低金利で利用できる分、利用条件として組み込んでいるところも多いですね。

口座の同時開設も可能。ただし利用まで時間がかかる

口座の開設が必要なカードローンの場合、口座の開設と同時にカードローンを申し込むことも可能なので、「口座がないからそのカードローンは利用できない」と諦める必要はありません。

ただし、先に口座の開設手続きを行ってからカードローン審査などの手続きに入るため、場合によっては口座の開設はしたけれど、カードローンの利用は出来ない…というケースもありえます。

加えて、カードローンが利用できるまでの時間も長くなり、2週間~1ヶ月程度かかる可能性もありますので、できるだけ早くカードローンを使いたい!と考えている場合、既に口座を持っているカードローンを利用する方がいいでしょう。

口座の保有不要で利用できることもあるが、機能の制限あり

例えば、三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」は、利用する上で絶対に三菱UFJ銀行の預金口座が必要、というわけではありません。保有していなくても利用することが可能です。

ただし、口座を持っていない場合は返済方法が「ATM」あるいは「振込」に固定され、毎月返済のためのアクションをしなければならない…という、人によっては「面倒臭さ」を感じる方法しか利用できません。

他に利用できる返済方法として「口座振替」があるのですが、口座振替を利用して返済したい場合、三菱UFJ銀行の普通預金口座が必要となります。

口座が不要でも利用できるカードローンこそありますが、快適に利用したい、全ての機能を利用できるようにしておきたい…となると、やはり口座が必要になってきます。

地方銀行や信用金庫の場合、その土地に住んでいないといけない

地方銀行や信用金庫のカードローンを利用しようと考えている場合、さらに利用条件が追加されます。

その条件とは、「その地域に居住している、あるいは勤務している」というものです。

地方銀行・信用金庫は営業エリアが決まっており、そのエリア内に居ることが条件となっているわけです。

ですので、東京に住んでいる人が北海道の地方銀行のカードローンを利用しようと思っても、残念ながら出来ません。

とはいえ最近では地方銀行の中にも「ネット支店」として全国から利用できるケースもありますので、気になる商品がある場合は利用条件などをチェックしてみるといいかと思います。

注意点3:場合によっては窓口に行かなければならないことも

消費者金融のカードローンの場合、ネット上で契約出来ることがもう当たり前と言ってもいいくらいになっています。

それは大手の銀行でも動揺で、ネット上で契約することが可能な商品は増え続けていると言っても過言ではないでしょう。

しかし、増えているといっても「全てがそう」というわけではありません。やはり中にはまだまだアナログな方法で契約をするケースもあります。

特に地方銀行・信用金庫のカードローンに多い

特に地方銀行や信用金庫がオリジナル商品として提供しているカードローンの場合、「申し込みはインターネットから可能、でも契約手続きは窓口で」といった流れのものが多いです。

しかも、そのような商品に限って非常に低金利で利用できるようになっていますので、「魅力はすごいけれど手間がかかる」商品になりがちなのがなんともむず痒いところですね。

主婦の方や時間が取りやすい職業の方であれば窓口に行くことも可能でしょうが、昼間仕事で休み時間以外は外出が厳しい…という方は、平日の15時までに窓口に行くのは厳しいでしょう。

厳しい中時間を作って行くか、それとも諦めて別の商品にするかは悩みどころです。

注意点4:無利息期間サービスは受けられないに等しい

大手消費者金融カードローンが提供する代表的なサービスのひとつが「無利息期間」と言えるのではないでしょうか。

無利息期間とは、その名前の通り、一定の期間無利息(=利息0円)でお金を借りることが出来る、というサービスです。

基本的には新規申し込み時のみ利用が出来るという、新規顧客を増やすためのサービスではありますが、利用する側からすれば利息0円というのは有り難いものですよね。

しかし、残念ながら銀行カードローンで無利息期間サービスを受けることはほぼ「ムリ!」と言わざるを得ません。

「ジャパンネット銀行」なら無利息期間アリ!

ですが、まったくないわけではありません。「ジャパンネット銀行」のカードローン(ネットキャッシング)であれば、銀行カードローンながら無利息期間サービスを受けることができちゃいます!

利用限度額 / 金利 1,000万円まで / 2.5%~18.0%
利用条件 ・申込時の年齢が満20歳以上70歳未満
・安定した収入がある(配偶者でも可)
・ジャパンネット銀行の普通預金口座を保有
・一定の審査基準を満たし、保証会社の保証を受けられる
自動融資機能 あり
借入方法 アプリまたはホームページから
無利息期間 初回借入日の翌日から30日間

利用条件も特別難しいものではなく、口座の保有こそ必要ですが比較的お金を借りやすいのではないでしょうか。

ただし注意すべきは金利で、銀行カードローンながら最高金利は消費者金融と同等の18.0%となっています。

借り入れ金額や返済プランにもよりますが、無利息期間が30日あるよりも金利が低いほうが最終的に支払う利息額が少ない…というケースもありますので、どちらがいいか迷う方は試算してみることをおすすめします。

注意点を知ればトラブル激減!金利で選ぶなら銀行系

カードローンについてのニュースは、そう大々的に報道されるわけではありません。

そのため、銀行カードローンで即日融資を受けることは今はできないことも知らなかった…という方も多いのではないでしょうか。

しかしそのことを知っておけば、「お金を借りたいけど急いでいないから低金利の銀行カードローンにしよう」「自分はできるだけ早くお金を借りたいから消費者金融のカードローンにしよう」と判断する目安になりますよね。

そしてやはり、消費者金融よりも低い金利は魅力的です。口座が必要になることも多いですが、既に持っているところであればそれはハードルになりづらいのもポイント。

カードローンに限らず、「知る」ということでトラブルを未然に防ぐことも十分に可能です。今回の記事を参考に、あなたにとって最適と思えるカードローンを選んでくださいね。

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